2021年に新しくスタートしたなないろ生命は手頃な保険料と豊富ながん保険サービスが人気です。
実際のところ、なないろ生命は設立から順調に業績を伸ばしており、利用者の評価も高いので総合的に見て信頼できる保険会社と言えるでしょう。
この記事では、なないろ生命の口コミ・評判から、加入のメリット・デメリットまで詳しく解説します。
CONTENTS
なないろ生命の基本情報
なないろ生命は2021年に朝日生命の100%子会社として設立されました。
手頃な保険料で手厚い保障を提供していて、医療保険では「保険大賞2023で1位」に輝いており、順調に契約者を増やしています。
なないろ生命の主な特徴はがん保険の選択肢が多いこと、そして保険料が安いことです。朝日生命の実績をもとにユーザーの希望に合わせて選択できる保険を揃えています。
特に重要と思われる保障に絞りつつ、安価にサービスを提供しているので、若い世代でも安心して加入できる保険として人気が出てきています。
なないろ生命の口コミ・評判は?
なないろ生命の実際の口コミを、良い評価、悪い評価に分けて紹介します。
良い口コミではお手頃な保険料が評価されており、悪い口コミでは保険商品のラインナップが少ないことに対する評価が一部で見受けられました。
なないろ生命の良い口コミ
なないろ生命の良い口コミは、以下の3つです。
保険料の安さに加え、サービスとしての利便性を高評価している口コミが多い傾向にありました。
- 保険料がリーズナブル
- 持病がある人も加入しやすい
- ネットから見積もりと申し込みができて便利
保険料がリーズナブル
実際になないろ生命の保険に加入した人の良い口コミでは、「保険料がリーズナブルなのに保障内容が手厚い」という評価が多く見られました。
「告知事項は2つのみ」「保険料は契約時のまま」「保障は一生涯」のようなメリットがあるにもかかわらず、他の保険と比較して安価に加入できるようになっています。
持病がある人も加入しやすい
なないろ生命の保険には、持病があることから保険加入を諦めていた人でも、申し込みやすい保険商品があります。
「どの保険にも加入できなかったのに、なないろ生命の保険には加入できた」という声もあるので、他の会社の保険に加入できなかった時には、なないろ生命の保険への加入を検討してみましょう。
ネットから見積もりと申し込みができて便利
なないろ生命の保険は、ネットから気軽に見積もりと申し込みが可能です。
おおよその保険内容と保険料をネットで手早く確認できるので、他の会社の保険との比較も素早く行うことができます。
なないろ生命の悪い口コミ
なないろ生命の悪い口コミとしては、以下の2つがあげられます。
- 割に合わない保険がある
- 他社より格がまだ低い
なないろ生命は新しい保険会社ということもあり、悪い口コミ・評判はほとんど見当たりませんでした。
ここからは、数少ない口コミの中から、一部で挙げられているなないろ生命の悪い評判についてそれぞれ解説していきます。
割に合わない保険がある
なないろ生命の保険商品は医療保険とがん保険が中心で、資産運用型保険などは用意されていません。
保険料を支払い続けても貯蓄に繋がらないのでそのような保険を求めている人にとっては「割に合わない」と感じてしまうかもしれません。
しかし、保険料が安いことから朝日生命や他の保険会社の資産運用型保険と併用して契約する方も多いようなので、保障内容をしっかりと見極めていけば必要な保険を安いコストで手に入れることができるでしょう。
他社より格がまだ低い
新しい生命保険会社ということもあり、他社より格が低いという噂のあるなないろ生命ですが、親会社である朝日生命保険相互会社の格付けを知ることで、なないろ生命の安定性や支払い能力などを推測することができます。
なないろ生命の親会社である朝日生命保険相互会社について株式会社日本格付研究所(JCR)のデータを確認したところ、2023年3月7日現在で以下の通りでした。
長期発行体格付 | A- |
格付の見通し | 安定的 |
保険金支払能力格付 | A- |
格付の見通し | 安定的 |
債券格付(期限付劣後債) | BBB |
朝日生命保険相互会社の格付けは上昇傾向にあり、見通しも安定的であることから現時点では経営について心配する必要はなさそうです。
このレポートでは朝日生命グループ全体の業績の順調な伸びが指摘されており、子会社であるなないろ生命の取り組みも評価されています。
なないろ生命と親会社の朝日生命保険相互会社は今後も安定して成長していくことが予想されます。
なないろ生命の保険を契約するメリット
ここからは、なないろ生命の保険を契約する3つのメリットについて解説します。
- 健康相談サービスがある
- がん保険が豊富にある
- 保険料が割安
なないろ生命の保険サービスの特におすすめの点をご紹介しますので、保険を契約する際の参考にしてください。
健康相談サービスがある
なないろ生命では契約者向けの相談サービスを行っています。セカンドオピニオンサービスでは、がんなどの重い病気の診断を受けたときになないろ生命の提携専門医から意見をもらうことができます。
万一、がんの宣告を受けてしまったときに別のドクターからセカンドオピニオンを聞くことができるという安心感は魅力的といえます。
また、健康や介護、育児について相談できる24時間電話健康相談サービスがあります。日常的な悩みを一人で抱えずに誰かに24時間相談できるというのは健康に不安があったり介護や子育てをしている方にとって大きな心の支えになるでしょう。
がん保険が豊富にある
なないろ生命は5つの医療保険・がん保険を主力商品としています。保険の種類が豊富なので自分の希望するがん保険を手頃な保険料で契約することができます。
そのため、なないろ生命は保障の手厚いがん保険を探している方に最適です。
保険料が割安
なないろ生命の保険はもしものことが起きたときに必要となるサポートを受けられるように保障内容を絞り込んで設計しているので、割安な保険料で一生涯の保障を受けることが可能です。
また、契約時からずっと保険料が変わらないということもメリットの一つです。少ない支出で自分の希望に沿った保険を選べるので、安心して将来の生活設計を進められます。
なないろ生命の保険を契約するデメリット
ここからは、なないろ生命の保険商品にまつわる3つのデメリットについて解説します。
- 取り扱っている保険の種類が少ない
- 外部機関による会社の格付けが低い
- 会社設立から日が浅い
もしものときに頼りになる保険を契約するにはメリットもデメリットも考慮した上で最適な保険商品を選ぶことが重要です。
保険の種類や保障の内容だけでなく、デメリットも含めて総合的に考えた上で決めましょう。
取り扱っている保険の種類が少ない
なないろ生命の保険は全部で6種類あり、その内の4種類ががんに対する保障が中心の保険です。
資産運用型の保険やがん以外の疾病を中心とした保険を探している方にはなないろ生命の提示する保障は物足りない、あるいは魅力的でないと感じるかもしれません。
しかし、すでに他の保険会社でがん以外の疾病や生命保険を契約している場合、がん保険の内容を充実させたいという方にはおすすめです。
外部機関による会社の格付けが相対的にまだ低い
なないろ生命の親会社である朝日生命は、株式会社日本格付研究所(JCR)の他に、株式会社格付投資情報センター(R&I)、フィッチレーティングス(Fitch)の2つの機関から格付けを取得しています。
どちらの機関も格付けはA-:安定的であり、他社と比べると低い格付です。(株式会社格付投資情報センター:2024/2/29現在、フィッチレーティングス:2023/12/31現在)
しかし、格付は上記三社ともに上昇傾向にあり、すでに機関投資家の投資基準を満たしていることから債務不履行リスクは少なく、安全性は十分に確保されていると言えるでしょう。
会社設立から日が浅い
なないろ生命は2021年4月に創業したばかりの保険会社です。創業して間もない会社なので、契約に不安を感じる方もいるかもしれません。
しかし、朝日生命保険相互会社の100%子会社であることや、経営の健全性を示すソルベンシー・マージン比率が6,444.0%(2022年度末)であることから短い期間で安定的に業績を上げている保険会社であると言えます。
なないろ生命がおすすめな人は?
なないろ生命は以下の人に特におすすめです。
- 保険料を安く抑えたい人
- 若い時から保険に加入しておきたい人
- 病気や怪我に備えたい人
保険料を安く抑えたい人
なないろ生命の保険商品は十分な保障なのに保険料が安いという評価が多いです。初めて保険契約をする方や保険料をできるだけ安く抑えたい方にはおすすめです。
若い時から保険に加入しておきたい人
なないろ生命の保険商品はシンプルなサービス内容でリーズナブルな保険料を実現しています。若い頃からいざというときのために保険に加入しておきたいと思う方にとっては最適な保険と言えます。
病気や怪我に備えたい人
病気や怪我に備えたい人も、なないろ生命の保険商品がおすすめです。なないろ生命の保険商品の特色として、病気・怪我に関する保障が手厚い点が挙げられます。かといって保険料が高いわけではなく、リーズナブルな料金で利用できるため、お得です。
さらに特約をつけておくと、がん・6大疾病に対する保障、先進医療に対する保障、差額ベッド保障など、各種保障が追加されます。保険加入に対するメインの目的が病気・怪我への備えである人にぴったりと言えるでしょう。
なないろ生命がおすすめできない人は?
前述とは逆に、なないろ生命がおすすめできない人の特徴は、以下のとおりです。
- カスタマイズができる自由な保険を探している人
- がん保険や医療保険以外も手厚い保険を探している人
上記に当てはまる人の場合、なないろ生命の利用も悪くはありませんが、より適している保険が他にある可能性が高いです。なないろ生命の利用を実際に開始する前に、他の保険も一通り検討することをおすすめします。
カスタマイズができる自由な保険を探している人
カスタマイズができる自由な保険を探している人は、なないろ生命に向いていません。
なないろ生命の特徴として、保険の構造がシンプルという点があります。構造のシンプルさはわかりやすさというメリットにもなりますが、基本構造が固定されているため、自由度は低くなるというデメリットにも繋がります。特約などを利用すれば、多少は自分好みに保障範囲を調節できますが、大きな変化幅は望めません。
そのため、自分好みに保険をカスタマイズして利用したいとイメージする人にはおすすめできません。
がん保険や医療保険以外も手厚い保険を探している人
がん保険や医療保険以外も手厚い保険を探している人にも、なないろ生命はやや不向きです。
前述でなないろ生命の特徴は病気・怪我関連と解説しましたが、言い換えるとその他の保障に関しては一般的な水準に止まるということです。
そのため、がん保険や医療保険以外の保障に対し、手厚さを求める人は、なないろ生命に適していません。具体的に保障を希望する内容に合わせ、より専門性の高い保険を選んだ方が良いでしょう。
生命保険を選ぶ際のポイント6選
生命保険を選ぶ際、特に着目すべきポイントは、ある程度絞られています。具体的には、以下のとおりです。
- 本当に必要な保障がついているか
- 自分に不要な保障がついていないか
- 貯蓄も視野に入れられる保険かどうか
- 保険料を無理なく支払えるか
- 払込の期間はいつまでか
- 保険金が支払われる条件はどうか
できるだけ、すべての条件を満たした生命保険を選びましょう。そのためには、実際に生命保険選びに進む前に、何を目的として生命保険に入るのか、自分の結論をしっかり出しておくことです。
本当に必要な保障がついているか
まずは、検討する生命保険に本当に必要な保障がついているかどうか、確認しましょう。
例えばなないろ生命の生命保険は、病気や怪我、がんなど医療系統の保障が手厚い保険です。そのため、医療系統の保障を求めている人に適しています。一方で、介護保険などの保障はやや弱いため、そういった保障を求めている人にとっては、希望する保障がないというケースが発生します。
一般的にはどのような保険でも特色があり、強みと弱みがあります。そのため「何でも良いから良さそうな保険」と抽象的に考えるのではなく、具体的に希望する保障を固めたうえで検討しましょう。
自分に不要な保障がついていないか
自分にとって不要な保障がついていないかどうかも、重要なポイントです。
保険に関しては、不要な保障に対し「あるに越したことはないから」とチェックが甘くなってしまう人もいますが、保障の多さは保険料の額に結びついています。そのため、不要な保障が多いほど、高い保険料を支払ったのに欲しい保障は少ないという結果になりかねません。
保険において「念のため保障を付けておきたい」という心理が働くのは自然なことですが、不要と思える保障を削っておくことも、保険選定には重要です。
貯蓄も視野に入れられる保険かどうか
貯蓄も視野に入れられる保険かどうかも、検討の際注意しておきましょう。
保険の種類によっては「貯蓄性」を持っているものがあります。満期の際に満期保険金をもらえるタイプの保険などが該当し、一定の条件を満たしたら、今まで積み立ててきた保険料が何らかの形で返ってくる保険のことです。貯蓄性がある保険であれば、結果的に保険を利用しなかったとしても、保険料はいくらか返ってきます。
ただし、貯蓄性のある保険であっても、満額丸々返ってくるとは限りません。前提として、保険とは貯蓄ではありません。支払った保険料は、保険会社の経費や保険の積み立てなどに使用されるため、保険料を預貯金と同じように考えるのは誤りです。
保険料を無理なく支払えるか
保険料を無理なく支払えるかどうかも、加入前に慎重に検討すべきポイントです。
繰り返しになりますが、保険に対して「念のために」という心理が働く人は少なくありません。契約時、各種保障に対して「付けておこうか」という考えになるのも自然なことですが、保障が増えると保険料は値上がりしてしまいます。
手厚い保障が手に入っるとしても、毎月の保険料が支払いできないような額に膨らんでしまっては、意味がありません。保険料は自分でコントロールできる項目であるため、余裕を持って支払える範囲の額のものを選びましょう。
払込の期間はいつまでか
払込の期間はいつまでかもチェックしておきましょう。
保険料は、払込期間と密接な関係があります。一般的に、払込期間が短いほど月々の保険料は高額になります。一方で、払込期間が長期化すると、保険料の月額は安くなる傾向にあります。終身保険が代表的な例です。
最終的に保険料として支払う総額は、月々の保険料と、払込期間で決定されます。目先の月額保険料だけでなく、どれくらいの期間支払っていくのかも考慮に入れてください。
保険金が支払われる条件はどうか
保険金が支払われる条件は、入念にチェックしておきましょう。イメージで条件を決めつけていると、支払われると思っていたタイミングでお金が支払われなかった、という事態になりかねません。
例えばがん保険に加入する際「がんになったら保険金が下りる」などと、ざっくりした条件で考えるのはおすすめできません。診断が下りたら保険金が出るのか、通院、入院、手術のいずれかが必要なのか、がんの種類に指定はあるのかなど、チェックすべき項目はさまざまです。
保険加入の際は支払い条件を確認し、できるだけ起こり得ることを細かくイメージして、いつのタイミングでお金が支払われるのかしっかり掴んでおいてください。
生命保険に加入する際の3つの注意点
生命保険に加入する際は、以下3つの注意点を覚えておきましょう。
- 健康状態が良好かどうかを確認しておく
- 保険料や特約の未払いに注意する
- 契約内容は詳細まで確認する
いずれも、基本的ながら重要なことです。おろそかにせず、しっかり準備して加入を決定しましょう。
健康状態が良好かどうかを確認しておく
生命保険は、加入前に健康状態が良好かどうかを確認しておく必要があります。
一般的に生命保険加入の際は、保険会社に対し健康状態を告知する義務があります。既往歴も聞かれるケースがあるため、注意してください。
もし健康状態が極端に悪かった場合、保険への加入を断られるケースがあります。一方で、状態が良好と判断された場合は、月額保険料が安くなるケースもあるため、自分が健康であることを確認したうえで加入するのがおすすめです。
なお、もし虚偽の報告をした場合、保険金が支払われないなどのペナルティが発生するケースもあります。
保険料や特約の未払いに注意する
保険金や特約の未払いが発生しないよう、注意を払うのも重要です。
生命保険に限らず、保険金は以下の条件両方を満たして、初めて利用できます。
- 自分の状態が保険金や特約の条件を満たす
- 条件を満たしたことを保険会社に連絡する
言い換えると、条件を満たしたと思っても満たしていなかったり、満たしていても連絡を忘れたりしてしまうと、思うように保険金を受け取れないケースがあります。
契約内容は詳細まで確認する
前述の問題とも関連しますが、契約内容は詳細まで確認しましょう。「書類に目を通すのが面倒」という理由から、契約内容をよく読まず加入してしまう人もいますが、結果的に自分のためになりません。
安くないお金を支払うからこそ、しっかり利用するために、どのような契約を結ぶのか隅々まで確認することが重要です。
まとめ:なないろ生命の保険は保険料が安くてお得
なないろ生命は設立から日が浅い保険会社ですが、朝日生命グループの傘下にあるので安心して契約できます。
がん保険を中心とした保険商品は保険料が低く抑えられているので継続しやすく、自分に必要な保障内容を設定することが可能です。
格付が低いことを心配する人もいるかも知れませんが、創業から短期間で業績を大きく伸ばしており、契約者数も順調に増えているので安心して加入できます。
なないろ生命の保険商品にはそれぞれに特徴がありメリットやデメリットがあります。それぞれの保障内容をよく吟味し、ライフスタイルに合った最適な保険を選びましょう。