千円札

1000円貯蓄を続ける3つの手順!年数別のシミュレーションや続けるコツを解説

柴田 剛秀

著者:
柴田 剛秀(シバタタカヒデ)

工藤 崇

監修者:
工藤 崇(クドウタカシ)

投稿日:2023/11/29 更新日:2023/12/4

「1000円を貯金したいけど、コツはないかな?」

「1000円を貯金するために見直すべき部分はどこ?」
とお悩みではありませんか?

1000円貯金をしたいけどコツがわからずに、はじめの一歩を踏み出せていない人は多いです。本記事では、1000円貯金を継続する5つのコツや毎月貯金できる3つの手順について紹介します

本記事を読めば、1000円を貯めるコツや毎月貯金できる手順を理解でき、将来のためにお金を貯められるようになるでしょう。

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【年数別シミュレーション】1000円貯金を始めるといくら貯まるのか?

1000円貯金を始めるといくら貯まるのか、貯める年数別にシミュレーションをしてみました。結果は、下記の表のとおりです。

年数貯金額年間貯金額累計貯金額
1年目1,000円12,000円12,000円
3年目1,000円12,000円36,000円
5年目1,000円12,000円60,000円
7年目1,000円12,000円84,000円
9年目1,000円12,000円108,000円
11年目1,000円12,000円132,000円
13年目1,000円12,000円156,000円
15年目1,000円12,000円180,000円

毎月1000円ずつお金を貯めていく場合、15年で累計貯金額は18万円になります。1000円という小さい金額でも継続的にお金を貯めていくと、大きな金額になることがわかります

今からお金を貯めていくと、何歳のときにいくらになりそうか上記の表からイメージしてみてください。

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関連記事:365日貯金はゲーム感覚で○万円貯まる!楽しく続けるポイント3つも解説

1000円からスタート!毎月コツコツ貯金できる3つの手順

毎月コツコツ貯金できるようになると、金銭的な余裕が出てきて、生活を楽に過ごせるようになります。将来、必要になるお金を準備するためにも、今回紹介する手順を参考に実行してください。

毎月コツコツ貯金する3つの手順は、下記のとおりです

貯金の手順:

  1. 1000円の少額から始める
  2. 慣れてきたら貯金額を上げる
  3. お金が貯まってきたら「使う貯金」と「使わない貯金」を区別する

それぞれの手順を具体的に見ていきましょう。

手順①:1000円の少額から始める

毎月地道にお金を貯めていくために大事なことは、1000円という少ない金額からはじめることです。少ない金額からはじめる理由は、大きい金額だと途中でやめてしまう可能性が高いからです。

毎月1000円貯めるのと、毎月1万円貯めるのとでは心理的ハードルも、家計への負担も大きく異なります。また、お金を貯めるのを途中でやめてしまうと、自分は貯金できないタイプだと思い込んでしまいやすいです。

1000円まで金額を小さくしてはじめれば、貯める成功体験を積んでいけるため、自信や習慣を身につけられます。はじめはやる気があり大きな金額を設定しがちですが、1000円程度の少ない金額からはじめましょう。

関連記事:貯金できない人の3つの特徴!貯金の5つのポイントや方法を解説

手順②:慣れてきたら貯金額を上げる

毎月コツコツお金を貯めることに慣れてきたら、月ごとの貯金額を徐々に上げていきましょう。「慣れてから貯金額を上げる」を徹底すれば、抵抗感なく月ごとの貯金額を大きくしていけます。

たとえば、1000円からはじめた場合は、2カ月目に2000円、3カ月目に3000円と上げていきましょう。何カ月ごとに金額を上げるかは、個人のペースに合わせて変更することが大切です。

ストレスを感じない範囲で、上げていくと習慣化しやすいです。貯金額アップと習慣化を繰り返すことで、無理なく効果的にお金を貯められます。毎月コツコツお金を貯めるためには、少しずつ貯金額を上げていくことを徹底しましょう。

手順③:お金が貯まってきたら「使う貯金」と「使わない貯金」を区別する

お金が貯まってきたら「使う貯金」と「使わない貯金」に区別しましょう。貯金を一度に使ってモチベーションが下がるのを避けるためです。

貯金をすべて使いきり残高が0になると、モチベーションが続きにくいです。たとえば、貯金を使って車を買った場合、0から再び貯めるのは面倒に感じて貯金を辞めてしまいます。

最初から使う貯金と使わない貯金にわけておけば、誘惑に負けて全額使ってしまうのを避けることが可能です。また、使う貯金があることで、精神的な余裕が出てお金を貯めるのが継続しやすくなります。

貯金を使って買いたいものが出てきたときは、使う貯金からお金を取り出して、買い物をしましょう。

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関連記事:【誰でもできる】先取り貯金とは?いつの間にか確実にお金が貯まる5つの方法を紹介

1000円貯金を継続できる5つのコツ

貯金は毎月継続して行わないと、お金が貯まりにくく、モチベーションも続きません。そのため、目標金額を決めたり、協力者を集めたりすることで継続できるようになります。

1000円貯金を継続するコツは、以下の5つです

継続できるコツ:

  1. 目標金額を決める
  2. 一緒に貯金をやってくれる人を探す
  3. 現金を持たない
  4. 固定費を見直す
  5. 先取り貯蓄を行う

それぞれのコツについて詳しく確認していきましょう。

①目標金額を決める

1000円お金を貯めるのを続けるためには、目標金額を決めましょう。目標金額を決めることで、モチベーションをアップでき、毎月コツコツとお金も貯められます。目標金額を決めていないと、「何のためにお金を蓄えているんだろう?」と途中でモヤモヤし、貯金を断念する可能性があります。

目標金額を決める際は、旅行に行く、欲しかったものを買うなどとお金の用途も合わせて決めてみましょう。

②一緒に貯金をやってくれる人を探す

1000円貯金を続けるためには、一緒に貯金に取り組んでくれる人を探すのがポイントです。一緒にお金を貯める人がいれば、1人でする場合より、途中で貯金を諦めるのを思い止まりやすいからです

「毎月お金を貯めるのが面倒だな」と感じても、「○○も頑張っているし、もう少し耐えてみよう」と思い直せます。貯金を一緒にする人は両親や兄弟、パートナー、友達など声を掛けやすい人を誘ってみましょう。

また、一緒にお金を貯める人と、貯めたあとのイベントを共有するのもモチベーションアップにつながるのでおすすめです。お金が貯まったら、「一緒に旅行に行く」といった共通のイベントを計画してみてください。

③現金を持たない

現金を持たない生活スタイルにすることで、1000円貯金を続けやすいです。現金を持たない生活スタイルにすることで、財布に入っているお金を使い切ってしまうことを防げます。

目に見えるところにお金がないので、衝動買いや小さな無駄遣いの積み重ねを抑えられます。また、財布のなかにお金がないので、我慢する必要なくストレスフリーで無駄遣いを防げるでしょう。

現金を持たない生活スタイルにする方法は、財布のなかにあるお金を使い切ってしまう癖のある人には特におすすめです。現金があると使ってしまう場合は、現金を持たない生活スタイルに切り替えてみてください。

④固定費を見直す

お金を貯めるのを続けるためには、固定費も見直しましょう。なぜなら、数千、数万単位でお金が浮いて貯金しやすくなるからです。

食事代や交際費などの変動費を減らすよりも、固定費は貯金に効果を与えやすいです。変動費の食事代や交際費などを減らしても少額しか浮きません。

一方、スマホの月額料金や、動画サービスやマンガアプリなどの月額課金費用を減らせばお金が数千円、数万円単位でお金が浮きます。また、固定費削減は、変動費削減に比べてストレスを感じづらいのも重要ポイントです。

ストレスフリーでお金を貯めやすくなるので、固定費見直しも行ってみてください。

関連記事:固定費を削減する7つの方法!節約する際の3つの注意点を解説

⑤先取り貯蓄を行う

1000円貯金を続けるために、先取り貯金を行いましょう。先取り貯金とは、給料が入った時点で貯金するお金を天引きしておく貯金方法です。実際にお金をコツコツと貯め続けている人のなかには、先取り貯蓄を採用しているケースがよくあります。

自動積立定期預金を使うことで、自ら口座を移し替える手間が省けて便利です。給料が入ると、欲しいものを買いすぎたり、贅沢をしたりしてしまいがちです。お金を貯め続けるために、モチベーションに関係なく貯金できる先取り貯蓄も取り入れてみてください。

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先取り貯金におすすめな3つの方法

先取り貯金には、貯金箱で貯める方法や資産運用をする方法などがあります。ここでは、以下3つの先取り貯金の方法を紹介します。

先取り貯金におすすめの方法:

  1. 貯金箱で貯める
  2. NISAやiDeCoで資産運用を行う
  3. 財形貯蓄や自動積立定期預金を活用する

それぞれの先取り貯金について具体的に解説します。

貯金箱で貯める

先取り貯金におすすめな方法は、自分で用意した貯金箱でお金を貯める方法です。貯金箱を使った先取り貯金は、給料が入ったタイミングでお金を貯金箱に入れるだけです。

中身が透明な貯金箱を選べば、どのくらい貯まっているのか随時確認できるため、貯金の努力を日頃から感じられます。

また、好みのデザインの貯金箱を使えば、わくわくしながらお金を貯め続けるでしょう。貯金箱で行う先取り貯金は、近くにお金がある分、誘惑に負けて使ってしまいやすいのがデメリットです。意志が強い人や気軽に先取り貯金をはじめたい人は、貯金箱を活用してみましょう。

NISAやiDeCoで資産運用を行う

つみたてNISAやiDeCoで資産運用を行うのも、先取り貯金としておすすめできる方法の1つです。

つみたてNISAは年間最大40万円、投資信託で資産運用できる制度です。つみたてNISAで得た運用利益に税金がかからないのが特徴です。

iDeCoは国民年金や厚生年金などの公的年金とは別に、自分で掛け金や投資先を選んで行える私的年金制度を指しています。iDeCoで得た運用益は、つみたてNISAと同じように税金がかかりません。
つみたてNISAやiDeCoは、老後資金や将来的な資金を踏まえて貯金したい人におすすめの先取り貯金方法です。資産運用にも興味がある場合は、つみたてNISAやiDeCoも検討してみましょう。

財形貯蓄や自動積立定期預金を活用する

先取り貯金におすすめな方法は、財形貯蓄や自動積立定期預金を活用する方法です。財形貯蓄を利用すれば、給料が振り込まれる前に自動的に貯蓄額が天引きされます。

自分で口座振替をする必要がないうえに、強制的に貯蓄されるのでストレスなく貯められます。財形貯蓄に対応しているかは、会社によって異なるので興味のある場合は一度確認してみてください。

会社で財形貯蓄を行えない場合は、自動積立定期預金を活用するのがおすすめです。自動積立定期預金を利用すると、毎月決まった日に一定金額を預金口座に移せます。

財形貯蓄や自動積立定期預金を活用すると、自動的にお金を貯められます。自動でストレスなくお金を貯めていきたい方は、財形貯蓄や自動積立定期預金を検討してみましょう。

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まとめ:1000円貯金をコツコツ続けて将来のためのお金を貯めましょう

本記事では、1000円貯金を継続する5つのコツや毎月貯金できる3つの手順について紹介しました。

1000円をコツコツお金を貯めることで、数年後に大きな金額を貯蓄でき、15年後の累計貯金額は180万円になります。

毎月コツコツ貯金する手順は、1000円の少額から始め、慣れてきたら貯金額を上げていくだけです。また、お金が貯まってきたら「使う貯金」と「使わない貯金」を区別するとストレスなく貯金を実行できます。

1000円貯金を継続するには目標金額を決める、一緒に貯金をやってくれる人を探す、現金を持たないなどの工夫を取り入れるのがポイントです。ほかにも、財形貯蓄やつみたてNISA、iDeCoなどを活用して先取り貯金をしていくのもおすすめです。1000円貯金をコツコツ続けて、将来のためのお金を貯めましょう。

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著者

柴田 剛秀

柴田 剛秀(シバタタカヒデ)

大手来店型保険ショップに8年間勤務。
1000組以上の保険相談・資産運用・ライフプランニング
をしてきました。
これまでの経験を活かし、特定の商品にこだわることな
く真のライフパートナーとして、お客様にとって大切な
現在・未来の安心をご提供致します。
妻(同い年)・長男(10歳)・長女(5歳)の4人家族
【経歴・資格】AFP・宅地建物取引士
【得意分野】資産形成、資産運用、生命保険、不動産投資
【趣味】漫画、テニス

監修者

工藤 崇

工藤 崇(クドウタカシ)

独立型ファイナンシャルプランナー。WEBを中心にFP関連の執筆・監修多数。セミナー講師・個別相談のほか、「相続の第一歩に取り組む」ためのサービスを自社で開発・提供。東京・北海道・京都を拠点として事業展開。株式会社FP-MYS代表。
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