家計簿

家計簿初心者・苦手な方必見!使いやすいおすすめ家計簿アプリランキングTOP5

柴田 剛秀

著者:
柴田 剛秀(シバタタカヒデ)

楠本学

監修者:
楠本学(クスモトマナブ)

投稿日:2023/10/25 更新日:2024/2/8

「気付いたらお金がない…」
「無駄な支出を抑えるために家計簿をつけたけど、挫折した」
「みんなはどんな家計簿を使っているの?」

物価高で多くの商品が高騰し、家計に与えるダメージは決して小さなものではありません。出費を抑えるために、毎月さまざまな工夫や苦労をしている家庭も多いのではないでしょうか。
支出を抑えるためには、何にいくら使っているのか正確に把握することが重要です。そのため、家計簿をつけてお金の流れを把握しましょう。

しかし、今や数多くの家計簿アプリが無料で使用可能です。どれを選べば良いか悩んでいる人に向けて、家計簿の初心者や挫折経験者でも簡単で使いやすいおすすめのアプリをご紹介します。

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家計簿をつけるメリットは何?

無駄遣いしているつもりはないけれど、なんだかお金が貯まらないと感じている人は少なくありません。多くの人が日々の生活で漠然とお金を使っており、1ヶ月間で何にいくら使ったのか把握していないでしょう。

そこで、貯金をしたいなら家計簿をつけることをおすすめします。家計簿をつけることで得られるメリットは、以下の通りです。

家計簿をつけるメリット:

  1. 家から出て行くお金の流れが分かる
  2. 何にどのくらいお金を使ったか分かる
  3. 節約のコツが分かる

それぞれのメリットについて、詳しく見ていきます。

①家から出て行くお金の流れが分かる

お金が貯まらないと嘆く人の多くは、支出を正確に把握できていません。日々漠然とさまざまな費用を使っていることで、いつの間にか家計からお金が消えています。

収入とは異なり、支出は可視化しにくいもの。だからこそ、家計簿をつけることでお金の流れが分かるようになります

毎月どれくらいの支出があるのか把握できれば、月々いくらあれば生活できるのか考えることが可能です。臨時的な出費があっても、焦ることがなくなるでしょう。

②何にどのくらいお金を使ったか分かる

家計簿をつけることで、いつ、何に、いくら使ったのか、支出が可視化できます。そのため、家計のちょっとした無駄も見えるように。

コンビニや自動販売機での購入や何となく買ってしまった洋服など、浪費と言える支出を控えることがお金を貯めるうえで重要です。節約しようとやみくもに支出を抑えようとするとストレスが溜まるだけなので、浪費を無くすためにも家計簿は有効活用できます。

③節約のコツが分かる

家計の収支を把握すれば、支出の癖を客観的に見つけられるようになります。例えば、外食費が高い、コンビニの利用が多い、カフェに立ち寄る頻度が高いなど、見直すべき改善点が見えるようになるでしょう。

改善点が見えれば、節約のコツが分かるようになります。支出の癖を把握しておくことで、日頃の無駄遣いの防止にも繋がるはずです。

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関連記事:お金の勉強は何から始めるべき?知識の必要性や学ぶメリット、初心者におすすめの勉強法を徹底解説!

手書きとアプリの家計簿はどっちがおすすめ?

これまで、家計簿と言えば手書きで金額や項目を書き込むノートタイプのものが主流でした。しかし、近年はスマホの普及により、アプリで記録する家計簿が定番化しつつあります。

手書き、アプリのどちらにもメリット、デメリットがあるため、どちらが優れているとは簡単に言えません。以下のメリット、デメリットを踏まえた上で、自分に合った家計簿を選びましょう。

手書きとアプリ家計簿のメリット・デメリット:

  • 手書き
    • メリット :書いていく中で自分の支出の傾向や無駄遣いに気づくことができる。
    • デメリット:書く手間がある。時間がかかるため、継続性の低下につながる。
  • アプリ
    • メリット :簡単に記録できるものが多い。
    • デメリット:実際に何を使ったかを意識しづらく、思わぬ無駄遣いに気付けない場合がある。サービス終了リスクがある。

手間はかかるものの気付きが多い手書きに対し、手軽なアプリは収支の傾向が分かりにくいというデメリットがあり一長一短です。しかし、家計簿アプリの何に使ったか分かりにくいというデメリットは、AIの発達によって徐々に改善されつつあります。

これまで手書きの家計簿で挫折してしまった人やこれから挑戦する初心者は、アプリのほうが長続きしやすくおすすめです。

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人気家計簿アプリランキングTOP5

近年は1人1台スマホを所有していることから、アプリを利用して家計簿をつける人が増えています。無料で使用できるアプリも多く、すぐに利用できるのも魅力の1つです。

しかし、数多くの家計簿アプリがリリースされており、どれを使えば良いかわからないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。そんな人のために、使いやすい人気の家計簿アプリを5つピックアップしました

1位2位3位4位5位
アプリ名マネーフォワードMEZaimDr.WalletおカネレコOsidOri
メリット銀行やクレジットカードとの連携でお金の流れを自動で見える化無料プランでも連携できるサービス数に上限がないレシートの読み取り精度がダントツ、撮影したレシートをオペレーターが代わりに入力してくれる(月100枚まで無料、有料プランあり)2タップで家計簿の入力が完了するシンプルな家計簿夫婦やカップルの使用に特化した家計簿アプリ
デメリット1年以上前の収支グラフを見るためには有料プランへの加入が必須レシート読み取り精度がすごく高いわけではない銀行口座との連携には非対応レシートの読み取りと連携機能は有料プラン限定7か月以上前のデータを見るには広告を観る必要
PCでの利用○(有料)×

それぞれのアプリについて、詳しく見ていきます。

1位 マネーフォワードME

出典:moneyforward.com

マネーフォワード MEは、1,400万以上のダウンロード数を誇る国内最大級の家計簿アプリです。簡単に家計簿がつけられることはもちろん、資産管理もでき、無料版でも十分に使えると高い評価を得ています。

銀行やクレジットカードを連携させられるので、収支や支払履歴、残高などの情報を自動取得し、家計簿に反映させることが可能。家計簿をつけたことがない人でも使いやすいため、無理なく続けられます。

連携できる金融機関が大手銀行だけでなく、地方銀行やマイナーな金融機関も可能なのも魅力の1つです。なんと2,500以上のサービスと連携ができるため、対応していないことでかかる手間もありません。

無料版でもクレジットカードや銀行の登録数は4件までできるので、まずは使ってみると良いでしょう。

2位 Zaim

出典:zaim.net

毎日のお金も一生のお金も、あなたらしく改善をテーマにしたZaimは、1,000万ダウンロードを超える家計簿アプリです。レシートを撮影して自動で読み取る機能に加え、銀行やクレジットカードと連携することで手軽に管理ができます。

アプリだけではなくWebからも利用ができるため、デバイスの環境に左右されません。また、機能が豊富で性能の高い家計簿アプリを求める人にぴったりです。

レシート読み取りの精度や提携金融機関の多さはピカイチで、無料版でも十分な性能が備わっています。シンプルで続けやすく、現金派、キャッシュレス派に限らず使いやすい家計簿アプリです。

3位 Dr.Wallet

出典:drwallet.jp

とにかく手軽に、使いやすい家計簿を探している人には、Dr.Walletがおすすめです。Dr.Walletはレシートを撮影するだけで家計簿がつけられるため、余計な手間はかかりません。

簡単に収支の管理ができるので、これまで家計簿をつけたことのない初心者でも続けやすいのが魅力です。家計簿の内容はグラフで確認でき、月ごとの内訳だけでなくカテゴリごとに使った金額が分かるようになっています。

無駄を見つけやすい設計になっているので、節約のコツもつかみやすいでしょう。もちろんクレジットカードや電子マネーとの連携も可能。さらに、ECサイトや証券口座も登録できるので、簡単に収支が記録できます。

4位 おカネレコ

出典:okane-reco.com

おカネレコは、シンプルかつ自分の使い勝手に合わせた家計簿がつけられるアプリです。とにかく使いやすい画面を追求し、カテゴリごとの支出はグラフ画面でチェックできるようになっています。

標準のカテゴリだけでは管理がしにくい人のために、自分好みにカスタマイズも可能です。さらに、お金の使いすぎを防ぐため、予算機能を搭載。

月全体の予算を設定すると、1日の予算や月末までの残高をお知らせしてくれます。カテゴリ別の予算も設定できるので、使いすぎる心配がありません。

過去の履歴はExcelで出力でき、家計簿アプリのデメリットであるサービス終了へのリスクへも備えられるでしょう。

5位 OsidOri

出典:osidori.co

夫婦やカップルなど、複数人で家計簿を管理したいならOsidOriというアプリがぴったりです。共有の口座やクレジットカードの使用履歴をそれぞれ確認でき、お互いの支出入を正確に把握できると評価されています。

共有口座がなくても、シェア機能を活用すれば家計管理も簡単に。パートナーは見れない自分専用のページもあり、使い分けも簡単です。

また、目的を決めて貯金できる機能も搭載しており、パートナーと計画的にお金を貯めやすいでしょう。その他にも基本的な機能が備わっているため、これまで家計簿に縁がなかった人でも難しく感じません。

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家計簿アプリは安全?危険性を確認

家計簿アプリは続けやすさを重視して、銀行口座やクレジットカードなどと連携できるものが人気を集めています。しかし、さまざまな情報と連携させられることで危険だと感じている人も少なくありません。

家計簿アプリを安全に使うために、どのような危険性が潜んでいるのか、把握しておきましょう。家計簿アプリの使用で考えられる危険性は、以下の通りです。

家計簿アプリの危険性4選:

  • 口座情報の流出
  • レシート撮影による位置情報の特定
  • クレジットカード履歴から購入履歴が見られてしまう
  • スマホ流出によるトラブル

それぞれの危険性について、詳しく見ていきます。

口座情報の流出

家計簿アプリの多くは銀行口座を連携させ、自動的に収支を把握できるようになっています。連携サービスは便利な反面、口座情報が流出してしまうリスクがあるので注意が必要です。

情報が知られたとしても、すぐに口座からお金が下ろされるリスクはありませんが、不正アクセスの可能性は否定できません。入出金情報や資産額などを考えられます。

また、口座情報の流出から押し貸しにあうリスクも。勝手にお金を振り込まれて法外な利息を請求されるので、見に覚えのない入金には注意しましょう。

レシート撮影による位置情報の特定

アプリに登録したレシートから、住んでいる市区町村などが特定される恐れがあります。アプリによってはレシートを撮影するだけで、自動で支出を記録できます。

このレシートの情報が流出すると、店舗の位置から大まかな居住地を特定されてしまう可能性が存在します。また、日付や時間も記載されているので、行動パターンが知られてしまうリスクもあるでしょう。

ただし、手書きの家計簿を使用している場合でもレシートの取り扱いに不備があれば同様のリスクが考えられます。

クレジットカード履歴から購入履歴が見られてしまう

近年はキャッシュレス化も進み、クレジットカードと連携できる家計簿アプリも増えてきました。購入額が自動反映される便利な機能ですが、購入履歴が見られてしまう危険性も潜んでいます。

ただし、多くの家計簿アプリでは利用履歴の照会サービスと連携するだけで、カード情報などが漏れるわけではありません。実害は少ないとは言え、趣味嗜好が分かってしまうため、気をつけたいところ。

クレジットカードのログインIDやパスワードを登録することにもなるので、リスクを避ける意味でも定期的に変更しましょう。

スマホ紛失によるトラブル

家計簿アプリを利用している場合、スマホ紛失によって情報が筒抜けになってしまう危険性も。スマホは持ち歩くことが多いため、手書きの家計簿よりも紛失するリスクが高まります。

ロックをかけておくといった対策しておけば家計簿の情報は守られますが、手元に戻ってこないケースも少なくありません。また、故障や機種変更などでアプリが使えなくなってしまうこともあるので定期的なバックアップは取っておいたほうが良いでしょう。

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まとめ:使いやすい家計簿アプリを選んで節約することで貯金を増やそう

貯金するお金がない、と悩んでいる人こそ家計簿をつけるべきです。お金の流れを正確に把握することで、改善すべき点が見つかるケースは少なくありません。

家計簿には、手書きタイプのものとスマホアプリを使うものの2種類がありますが、好みに合わせて選びましょう。近年はスマホの普及により、アプリで家計簿をつける人が増えてきています。

手軽に使いやすく、便利な機能も搭載されているため、活用することで苦手な人でも無理なく続けることが可能です。節約して貯金を増やすためにも、使いやすい家計簿アプリを活用してください。

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著者

柴田 剛秀

柴田 剛秀(シバタタカヒデ)

大手来店型保険ショップに8年間勤務。
1000組以上の保険相談・資産運用・ライフプランニング
をしてきました。
これまでの経験を活かし、特定の商品にこだわることな
く真のライフパートナーとして、お客様にとって大切な
現在・未来の安心をご提供致します。
妻(同い年)・長男(10歳)・長女(5歳)の4人家族
【経歴・資格】AFP・宅地建物取引士
【得意分野】資産形成、資産運用、生命保険、不動産投資
【趣味】漫画、テニス

監修者

楠本学

楠本学(クスモトマナブ)

楠本 学 くすもとFP事務所
FP1級技能士/AFP/証券外務員
・日本FP協会主催「CFP30周年記念プロモーション動画コンテスト 最優秀賞受賞」
・商品を販売しない独立系ファイナンシャルプランナーとして、資産運用・家計管理・住宅購入・保険見直しなど、次々と押し寄せる不安の波を、お客様の立場に立って将来にわたり安心できるアドバイスを行っている。
FP志望者の育成・教育にも携わっており、FP資格試験対策本も出版。