「断捨離をするとお金が貯まるのは本当?」
「断捨離とお金がどう関係するの?」
「断捨離したくてもどうやればいいかわからない…」
とお悩みではありませんか?
不要なものを整理して所有物にとらわれない生き方をする断捨離。ものを捨てると損をするイメージがありますが、実は断捨離をするとお金が貯まると言われています。それは一体なぜなのでしょうか。
本記事では、断捨離とお金の関係がわからない方向けに、部屋が汚いと貯金ができないと言われる3つの理由について紹介します。断捨離をするメリットや効果的に進めるコツ、注意点についても詳しく解説。この記事を読めば、断捨離をするメリットや進め方がわかり、貯金を増やせるようになるでしょう。
CONTENTS
部屋が汚いと貯金ができないと言われる3つの理由
そもそも部屋が汚いと貯金ができないと言われています。部屋の汚さと貯金はどのような関係があるのでしょうか。部屋が汚いと貯金ができないと言われる理由は、下記の3つです。
部屋が汚いと貯金ができない理由:
- すでに持っているものを買ってしまうことがあるから
- 本当に必要なもの以上に買ってしまうから
- 衝動買いや無駄遣いが多いから
それぞれの理由について、具体的に解説します。
①すでに持っているものを買ってしまうことがあるから
部屋が汚いと貯金ができない理由の1つ目は、すでに持っているものを買ってしまうことがあるからです。部屋が散らかっていると、目当てのアイテムが見つからず、同じものを何度も買ってしまうことになります。
一度の買い物が小額でも、同じアイテムを何回も買ってしまえば支出が積み重なり、結果的にお金が貯まりません。また、なくしものをすると、ストレスもたまりやすいです。
ストレス発散が散財につながることもあります。部屋が汚いと探し物が見つからないことが増えたりストレスがたまったりして、貯金ができません。
②本当に必要なもの以上に買ってしまうから
部屋が汚いと貯金ができない理由の2つ目は、本当に必要なもの以上に買ってしまうからです。片付けられない方は、物の適切な量を見極められないことがあります。
たとえば、日用品が底をつくと不安になり、必要以上にまとめ買いをしてしまうことがあります。買う量が多すぎると、使い切れないまま余ってしまうことも。結果的に、金銭的な負担が増えるとともに、部屋はますます散らかりやすくなります。
③衝動買いや無駄遣いが多いから
部屋が汚いと貯金ができないと言われる理由の3つ目は、衝動買いや無駄遣いが多いからです。たとえば、セール品に目を奪われてついつい必要のないアイテムまで購入してしまうことがあります。
衝動買いや無駄遣いが積み重なればお金はどんどん減り、結果として貯金が難しくなります。また、買い過ぎたものが家にたまり、部屋が汚くなりがちです。悪循環から抜け出すには、冷静に買い物を検討して本当に必要なものだけを購入するように心がけることが重要です。
関連記事:貯金できない人の3つの特徴!貯金の5つのポイントや方法を解説
断捨離をするとお金が貯まる!7つのメリットとは
それでは、本題の断捨離をするとお金が貯まりやすくなることについて解説します。ここでは、断捨離をするメリットを7つご紹介します。
断捨離をする7つのメリット:
- 収納するための家具を買う必要がない
- ものを大切にするようになる
- すでに持っているものを買わなくてすむ
- 維持管理費用を節約できる
- 固定費を削減しやすくなる
- 家事代行サービスなどの利用料を節約できる
- 不要品を売ってお金に換えられる
順番に詳しく見ていきましょう。
①収納するための家具を買う必要がない
断捨離をするメリットの1つ目は、収納グッズを買う必要がないことです。無駄なものを買い溜めず定期的に断捨離をすることで、収納グッズを買わずに済みます。
たとえば、食品を必要以上に食材を買い込むと、整理のためにボックスやラックが必要になります。しかし、食材を最低限に減らして冷蔵庫の中をすっきりさせれば、収納グッズがなくても問題ありません。ほかにも、読まない本やいらない書類を定期的に手放せば、本棚やファイルを購入する必要もなくなります。
断捨離をすれば、収納グッズにかけるお金を貯金に回せます。部屋が汚い場合は整理整頓を行って、収納グッズの購入を最小限に抑えましょう。
②ものを大切にするようになる
断捨離をするメリットの2つ目は、ものを大切にするようになることです。ものが少ないと、一つひとつのアイテムに愛着がわきやすくなるからです。長く使うようにすれば、さらに愛着が深まります。たとえば、洋服の場合、お気に入りの服だけに絞ることで大切に長く着ようと思えるでしょう。
一つひとつのものを大切に使う習慣が身につくと、新しいものを購入したい欲求を感じにくくなります。結果として、支出額をコントロールできるようになり、節約につながるのです。
③すでに持っているものを買わなくてすむ
断捨離をするメリットの3つ目は、すでに持っているものを買わなくてすむことです。「ないと思ったから買ったけど、後から同じものが出てきた」経験をしたことのある方は多いのではないでしょうか。
部屋がすっきりしていれば所有しているものの有無がわかるので、重複して買ってしまうミスを防げます。キッチン用品や掃除に使うグッズ・日用品など頻繁に買いやすいものを、積極的に断捨離するといいでしょう。断捨離をすれば良い買い物習慣も身につき、必要なものだけを購入できるようになります。
④維持管理費用を節約できる
断捨離をするメリットの4つ目は、維持管理費用を節約できることです。ものを所有していると、何らかの管理やメンテナンスが必要です。
たとえば、おしゃれ着は定期的なクリーニングが、電化製品は故障した場合の修理が必要です。また、電化製品や家具は長い間使っていると劣化します。処分する際には、一定の費用が発生します。
断捨離でものを減らすことで、所有物の管理やメンテナンスにかかる費用を最小限にすることが可能です。結果的に、貯金に回せるお金を増やせます。
⑤固定費を削減しやすくなる
断捨離をするメリットの5つ目は、固定費を削減しやすくなることです。固定費を抑えることは、家計を安定させて貯金を増やす上で重要です。
断捨離で物を減らすと、より小さな家でもストレスなく生活できるようになります。結果として、家賃や住宅ローンなどの住居関連の支出を削減できます。
また、家の中のものが少なければ、冷暖房の効率を良くできるメリットも。結果、毎月の光熱費が削減されて、貯金に回すお金を増やせます。断捨離は、固定費を節約するきっかけにもなるのです。
⑥家事代行サービスなどの利用料を節約できる
断捨離をするメリットの6つ目は、家事代行サービスなどの利用料を節約できることです。整理整頓が苦手な方や部屋が汚い方が家事代行サービスなどを活用することは、一つの解決策です。
しかし、断捨離を実践することで、掃除や片づけを他人に頼る必要はなくなります。結果として、これまで家事代行サービスに使っていたお金を貯金に回せるようになるでしょう。
また、不要品を捨てると部屋がすっきりして掃除をしやすくなるので、掃除にかかる時間を短縮できます。断捨離のメリットには、掃除を楽にして金銭的、時間的な恩恵を生む効果もあるのです。
⑦不要品を売ってお金に換えられる
断捨離をするメリットの7つ目は、不要品を売ってお金に換えられることです。断捨離で不要になったものをフリマアプリや買取専門店で売れば、お小遣い稼ぎができます。不用品の出品は手間がかかりますが、捨てるよりも金銭的・精神的なメリットがあります。
また、自分がいらないものを必要とする他の人に利用してもらえるので、環境にも優しいメリットも。断捨離でまだ使えそうなアイテムが見つかったら、フリマアプリや買取専門店で売ってみましょう。
関連記事:お金の勉強は何から始めるべき?知識の必要性や学ぶメリット、初心者におすすめの勉強法を徹底解説!
断捨離を効果的に進める3つのコツ
いざ断捨離を始めようと思っても、片付けが苦手な方は難しいと感じるでしょう。断捨離には手順があり、うまくいくコツがあります。断捨離を効果的に進めるコツは、下記の3つです。
断捨離を効果的に進めるコツ:
- 断捨離を始める前に捨てる基準を決めておく
- 捨てるか迷ったものは一定期間保管してから判断する
- 一度にすべての箇所をするのではなく1箇所ずつ進める
それぞれ具体的に解説します。
①断捨離を始める前に捨てる基準を決めておく
断捨離を効果的に進めるコツの1つ目は、断捨離を始める前に捨てる基準を決めておくことです。断捨離を始めた後に1つずつ必要かどうかを考えるのは非効率で時間がかかります。
たとえば、「1年以上使用していない物は捨てる」と基準を設ければ、捨てるべき物を選ぶのが楽になります。また、「生活に必要なもの」と「思い出の品」だけを残す基準もおすすめです。生活の中で本当に必要な物や大切な思い出だけ残すことで、無駄な物が減ってスッキリとした生活環境が整います。
例で挙げた以外の基準を作っても問題ありません。断捨離を始める前に捨てる基準を決めておくことで、物を見極める作業が簡単になります。前もって、捨てる基準を定めてから断捨離を始めましょう。
②捨てるか迷ったものは一定期間保管してから判断する
断捨離を効果的に進めるコツの2つ目は、捨てるか迷ったものは一定期間保管してから判断することです。捨てるべきか決めきれない場合でも、時間をおけば必要かを判断しやすくなることがあります。
断捨離を進める中で「捨てると後悔するかもしれない」と感じる物が現れることはよくあります。特に思い出の品やお土産など、もう一度手に入れることが難しいものは捨てるか迷いがちです。迷うものは特別な場所にしまっておき、一定期間が経過してから再度判断するようにしましょう。
ただし、保留にするものは適度にコントロールすることが重要です。多くのものを保留に回すと、逆に整理が進まなくなるからです。断捨離は必要なものだけを残して、お金を貯めやすい環境を作るために行います。保留しすぎないように断捨離を進めていく意識も持っておきましょう。
③一度にすべての箇所をするのではなく1箇所ずつ進める
断捨離を効果的に進めるコツの3つ目は、一度にすべての箇所をするのではなく1箇所ずつ進めることです。ものが多すぎると、一日で断捨離作業をすべて完了することは難しいもの。
1箇所ずつ進めれば、どこが片付いていてどこがまだなのかを把握しやすくなります。断捨離を中断した場合でも、あちこちが散らかっている状態になることも防げます。
また、断捨離の際には、物の処分と同時に掃除も行うことが一般的です。掃除にも時間を要するので、断捨離する箇所や時間を前もって決めておき計画的に進めていきましょう。
断捨離で失敗・後悔しないための注意点
断捨離を行う際は、失敗・後悔しないための注意点も存在します。まず、物を仕分ける際に「将来的に使うかもしれないから捨てずにとっておこう」と考えないようにしましょう。いつまで経っても不要な物を手放せないからです。
また、自分の物から断捨離を始めることも重要なポイントです。両親や兄弟・パートナーなど同居人のものを勝手に処分すると、トラブルの原因になりかねません。みんなのものについては、相談してから断捨離を進めましょう。
さらに、断捨離の際には処分方法を明確にすることが大切です。売る・捨てる・譲るのいずれかを決めて、具体的な計画を立てましょう。処分方法や期限を決めて行動に移すことで、処分するものが貯まっていて家が片付かない事態を防げます。
まとめ:断捨離で家計を改善して貯金を増やそう
部屋が汚いと無駄な出費が増えるため、断捨離をすると貯金ができるメリットがあります。断捨離をすることでものに対する意識が変わるだけでなく、節約の意識が育つメリットも。不要品を売れば、お金にも換えられます。
断捨離を効果的に進めるには、断捨離を始める前に捨てる基準を決めておくことが重要です。断捨離をする際は1箇所ずつ進めていき、売る・捨てる・譲るなどの処分方法を明確にしてから行いましょう。
断捨離をすることで、家の中も気持ちもすっきりしてお金を貯めやすくなります。ぜひ断捨離を始めて家計を改善して、貯金を増やしてください。