「小銭貯金をしたいけど、どのような方法があるのか知りたい」
「貯めた小銭を入金する際の注意点はある?」
上記のような悩みを抱えていませんか。
小銭貯金とは、財布に貯まりがちな小銭を使うのではなく貯めることです。しかし、小銭貯金の方法は多数あり、それぞれメリット・デメリットがあります。
本記事では、小銭貯金の特徴や小銭貯金をする5つの方法、小銭貯金を成功させる5つのポイントについて具体的に紹介します。小銭を銀行に入金する際の3つの注意点についても詳しく解説しているので参考にしてください。
本記事を読めば、小銭貯金の方法がわかり、今日から貯金を実践できるようになるでしょう。
CONTENTS
小銭貯金とは?
小銭貯金は、細かいお金を少しずつ貯めていく貯金方法です。最近では、キャッシュレス決済が普及しましたが、小銭は財布に貯まりがちです。
普段使わない小銭が財布に残りがちななか、小銭貯金を上手に活用することで、思いがけない節約効果が生まれます。小銭貯金では、通常の貯金と違って、銀行口座が必要ありません。
コツコツと貯めた小銭を、いざというときの出費や予期せぬ支払いにも使えます。小銭貯金は、いつでも気軽に始められる手軽さがあります。気付いたら小銭がたくさん貯まっていた達成感を味わえるのもメリットです。
関連記事:365日貯金はゲーム感覚で○万円貯まる!楽しく続けるポイント3つも解説
小銭貯金をする5つの方法
小銭貯金をする方法は、下記の5つです。
小銭貯金をする方法:
- 週末貯金をする
- 500円玉貯金をする
- 365日貯金をする
- 予算の余りを貯金する
- 気づいたときに貯金する
小銭貯金する方法には、週末貯金や500円玉貯金などがあり、決まった日に貯金する方法や決まった小銭だけを貯金する方法があります。
それぞれ具体的に見ていきましょう。
小銭貯金の方法①:週末貯金をする
小銭貯金の1つ目の方法は、週末に財布に残っている小銭をまとめて貯金箱に移す週末貯金です。週末貯金のメリットは、貯金をするのが週末に限定されるため、手軽に始められることです。
一方で、週末にしか貯金をしないため、貯金習慣が身につきにくいデメリットもあります。週末に小銭を貯金箱に移すのを忘れてしまうこともあります。
デメリットを防ぐためには、スマートフォンのリマインダーを活用して、毎週末に小銭貯金するのを習慣づけると良いでしょう。週末貯金は、忙しい日常でも週末だけの簡単な行動でお金を貯められる手軽さが魅力です。
貯金がはじめての場合は、週末貯金を利用して、お金を貯める習慣を小さくスタートさせてみてください。
小銭貯金の方法②:500円玉貯金をする
2つ目の方法は、毎日財布にある500円玉を貯金箱に移す500円玉貯金です。500円玉貯金を毎日コツコツと続けると、1年後には182,500円もの貯金ができます。
500円玉貯金の習慣を続けるためのコツは、できるだけ500円玉のおつりをもらえるように買い物をすることです。たとえば、400円の商品を購入する場合、千円札で支払うと、500円玉をおつりとして受け取れます。
小銭貯金のなかでも特に効果的で、500円単位での貯金が進むため、短期間で目に見える成果を感じられます。500円玉貯金は、貯金箱に500円玉が貯まっていくことで、貯金額が目に見えてわかるメリットもあるので楽しんで貯金しましょう。
500円玉を貯める貯金箱を準備して、節約・貯金の習慣を身に付けていきましょう。
小銭貯金の方法③:365日貯金をする
365日貯金を始めるためには、貯金箱・365日分の記録をする紙が必要です。やり方は、紙に1から365までの数字を書き、紙に書かれた数字と同じ金額の小銭を貯金箱に入れていくだけです。
小銭を貯金箱に入れたら、シートに書かれた数字の部分をペンで塗りつぶします。365日間毎日、小銭貯金を続けると、約66,795円の貯金ができます。365日貯金では、日々の小さな貯金を積み重ねるだけで、大きな貯金額を達成できるのが魅力です。
紙に書いた数字を塗りつぶすことで、進捗が視覚的にわかりやすくなり、モチベーションを維持できる点がメリットです。365日貯金は、地道ながらも確実に貯金を増やしていける貯金方法といえるでしょう。
小銭貯金の方法④:予算の余りを貯金する
予算の余りを貯金する方法では、給料が確定したタイミングで貯金を行います。収入が確定した段階で貯金額を決めるので、計画的に貯金できるメリットのもメリットの1つです。
一方で、デメリットとして、貯金額の設定が難しい点が挙げられます。貯金額を大きく設定しすぎると、次の収入までの期間に生活費が不足する可能性があります。
貯金額と生活費の程よいバランスを見つけることが重要です。予算の余りを貯金する方法は、目標金額と目標達成までの期間が明確、かつ給料が一定額の人には向いています。
目標を達成できるように金額を設定して、節約にも同時に取り組むことで、効率的に貯金できるでしょう。
小銭貯金の方法⑤:気づいたときに貯金する
小銭貯金の方法の1つは、貯金のタイミングや貯金額を前もって決めずに、自由に貯金する方法です。「自由形式の貯金法」のメリットは、貯金するストレスをなるべく小さく抑えられることです。
デメリットとしては、貯金額を事前に予測できないため、明確な目標金額を達成しづらいことが挙げられます。目標金額や期間が明確にないので、計画的に貯金したいときは不便かもしれません。
貯金のせいでストレスを貯めたくない場合は、日常の中で自由にお金を貯めていける自由形式の貯金法も試してみてください。
関連記事:貯金初心者にもおすすめ!お買い物が貯金のチャンスになるおつり貯金の魅力
小銭貯金を成功させる5つのポイント
小銭貯金を成功させるポイントは、下記の5つです。
成功させるポイント:
- 自分ルールを決める
- つもり貯金をする
- ご褒美を決める
- 貯金額の目標を設定する
- 気軽に始める
貯金する際はポイントを理解しておかないと、うまく貯金ができない可能性があります。自分のなかのルールをしっかり決め、達成した際にご褒美を考えることでモチベーションが続くでしょう。
それぞれのポイントについて、具体的に見ていきましょう。
成功ポイント①:自分ルールを決める
成功ポイントの1つ目は、自分ルールを決めて継続させることです。小銭貯金は継続しないとなかなか貯まらないため、無理のない範囲でルールを作って、貯金を楽しく継続しましょう。
たとえば、「財布のなかの100円玉を貯金箱に入れる」「500円玉のおつりが出るように支払って貯金する」などがあります。具体的かつ、実現できそうなルールを設定することが大切です。
自分の生活スタイルや性格に合った無理のない範囲での小銭貯金のルールを作ることで、貯金習慣を身につけやすくなります。無理なルールを作り、ストレスを感じて挫折してしまう可能性を抑えましょう。
関連記事:貯金できない人の3つの特徴!貯金の5つのポイントや方法を解説
成功ポイント②:つもり貯金をする
つもり貯金とは、日常のささいな無駄遣いを我慢して、節約できた分を貯金する方法です。
たとえば、お菓子や飲み物を我慢したときやお弁当を手作りしたときなどに、浮いた金額を貯金に回します。つもり貯金を取り入れれば、日々の小さな無駄遣いを防げて、コツコツとお金を貯められます。
貯まる金額を実感しやすくするために、1年や2年続けた場合の金額を計算してみるのもおすすめです。たとえば、1日100円分浮かせた場合を考えてみましょう。
1年で36,500円、2年で73,000円貯まる計算です。つもり貯金を行えば、少額でもコツコツと貯金ができるようになります。考え方を知っておくだけでも便利なので、ぜひ覚えておいてください。
成功ポイント③:ご褒美を決める
貯金する期限や目標金額に加えて、達成した場合の自分へのご褒美を決めることで、モチベーションがアップします。
ご褒美は、大きな出費をともなうものではなく、リーズナブルだけど満足できるものにするのがポイントです。ご褒美のたびに大金を使っていては、小銭貯金する意味がなくなります。
たとえば、3万円たまったら友達とワンランク上のレストランでランチするような、少しだけ贅沢なものにするのがおすすめです。少しだけの贅沢をご褒美として設定することで、モチベーションを高めつつ、経済的な負担を最小限に抑えられます。
ご褒美をうまく活用して、モチベーションを維持しながら小銭貯金を続けましょう。
成功ポイント④:貯金額の目標を設定する
目標金額があれば、金額から逆算して毎月の貯金額を決められます。また、モチベーション維持もしやすいです。
目標金額がないと、「少ししか貯まらない割には精神的に負担に感じる」とストレスを抱えやすくもなります。また、目標金額に加えて半年〜1年以内の期限も合わせて決めれば、モチベーションをより保ちやすくなります。
小さなお金を貯金する人のなかには、途中で「やっぱりいいや」と諦める人が多いです。途中でやめると、それまでの努力が無駄になります。目標金額と期限を決めて、途中でやめないように目標額を決め、モチベーションを維持しましょう。
成功ポイント⑤:気軽に始める
小銭貯金は気軽に始められるため、少しずつ地道にお金を貯められます。小銭貯金は、短期間で大金を貯める貯金方法ではありません。主要な資産形成としてではなく、サブ的な貯蓄方法として捉えましょう。
重要なのは、小銭貯金を始める際に、無理なく続けられる小さな目標を立てることです。実現可能な小さな目標であれば、プレッシャーを感じず、いつでもやめてもいい柔軟な気持ちで取り掛かれます。
気軽に始めて、貯金を生活の一部となるように習慣化していきましょう。
小銭を入金する際の3つの注意点
小銭を入金する際の注意点は、下記の3つです。
小銭を入金する際の注意点:
- 店舗外ATMでは小銭の入金ができないことがある
- 窓口での小銭の入金枚数は変更できない
- 小銭の入金に時間がかかる
小銭貯金をする際は、いくつか注意点があります。小銭貯金では、店舗外のATMでは入金できない可能性があり、入金に時間がかかります。
注意点①:店舗外ATMでは小銭の入金ができないことがある
入金する際の注意点は、店舗外のATMでは小銭の入金ができないことです。ATMは銀行内だけではなく、ショッピングセンター・コンビニ・駅構内など、あらゆる場所に設置されています。
しかし、店舗外ATMでは、小銭入金に対応していないことが一般的です。店舗外ATMは、主に紙幣の取引に特化している傾向があります。
小銭を入金する際は、銀行内のATMや窓口を利用するか、店舗内のATMが小銭入金に対応しているかを確認しておくことが重要です。前もって確認しておくことで、無駄足を運ぶことを防げます。
注意点②:窓口での小銭の入金枚数は変更できない
銀行窓口にまとめて持ち込む場合、一度預けた小銭の返却や枚数の変更はできません。
入金手数料がかからない範囲で小銭を預けたい場合、窓口へ持ち込む前に、自分で小銭の枚数を数えておく必要があります。小銭の枚数を数える際には、袋に分類したり、硬貨の種類ごとに数えたりするなどして効率的な方法を探ってみてください。
銀行窓口での小銭の入金枚数は変更できないことを知っておき、手数料の発生を最小限に抑えられるようにしましょう。
注意点③:小銭の入金に時間がかかる
小銭をたくさん入金する場合、銀行窓口やATMでの処理に時間がかかるため注意が必要です。
銀行が混雑しやすい時期や曜日は避けるのがおすすめです。たとえば、連休前や連休明けなどは多くの人が銀行を利用するため、待ち時間が増える可能性があります。
混雑状況によっては、銀行側から小銭の入金を断られることもあります。小銭をたくさん入金する場合は、銀行窓口やATMが混雑しにくいタイミングを選び、二度手間とならないようにしましょう。
関連記事:お金の勉強は何から始めるべき?知識の必要性や学ぶメリット、初心者におすすめの勉強法を徹底解説!
まとめ:小銭貯金は気軽に始めましょう
本記事では、小銭貯金の特徴や小銭貯金をする5つの方法、小銭貯金を成功させる5つのポイントについて具体的に解説しました。
小銭貯金をする方法には、週末貯金や500円玉貯金、365日貯金などがあります。また、気づいたときにこまめに貯金をしていく方法も有効です。
小銭貯金を成功させるポイントは、続けやすいルールや一定額に達した際のご褒美を決めておくことなどです。
また、実現可能な貯金額の目標を設定するのもモチベーション維持には欠かせません。少しずつでも貯金をしていきたいならば、今日からさっそく気軽に始めてみましょう。