「共働き夫婦のお小遣いの平均額が知りたい。」
「みんなはどうやって決めてるの?」
「夫婦でお小遣いでもめないようにしたい!」
とお悩みではありませんか?
結婚していても気兼ねなく個人の自由に使えるお小遣い。なるべくたくさん欲しいとは思うものの、収入や家族構成によりお小遣いに回せる金額は異なります。また、今の金額が最適なのか判断するのも困難でしょう。
本記事では、共働き夫婦のお小遣いの平均について紹介します。共働き夫婦におすすめのお小遣いの金額の3つの決め方や、夫婦が話し合うべきお小遣いに関する3つのルールについても詳しく解説。この記事を読めば、共働き夫婦のお小遣いの平均額がわかり、お小遣いの金額・ルールを夫婦でしっかり話し合えるようになるでしょう。
CONTENTS
共働き夫婦のお小遣いの平均額はいくら?相場をチェック
共働き夫婦のお小遣いの平均額は、いくらなのでしょうか。共働き夫婦のお小遣いについて、下記の3つの観点からまとめました。
共働き夫婦のお小遣いについて:
- お小遣いの平均額
- 条件別のお小遣いの平均額
- 給料に占める割合
順番に解説します。
共働き夫婦のお小遣いの平均額は3万2,682円
共働き夫婦のお小遣いの平均額は、3万2,682円です。夫と妻別に、割合の多い順にまとめたものが下記です。
順位 | 夫のお小遣いの金額 | 妻のお小遣いの金額 |
---|---|---|
1位 | 3万円(26%) | 3万円(19%) |
2位 | 5万円(15%) | 1万円(17%) |
3位 | 2万円(15%) | 2万円(14%) |
4位 | 1万円(8%) | ~5千円(14%) |
5位 | 5千円、4万円、1万5千円(6%) | 5万円(11%) |
平均 | 3万4,503円 | 2万8,820円 |
参照元:R&Cマガジン「夫婦のお小遣いは平均で32,682円!夫婦別では夫34,503円と妻28,820円で差あり」
夫・妻ともに、3万円をお小遣いとして受け取っていることが多いとわかります。お小遣いの平均額は、夫が約3万5千円・妻が約2万9千円です。最も多いのは夫・妻ともに3万円ですが、全体を見れば妻の方が夫よりもお小遣いとして受け取る額が低い傾向にあるとわかります。
共働き夫婦の家庭の条件別のお小遣いの平均額
共働き夫婦の家庭の条件別のお小遣いの平均額も見ていきましょう。下記のとおりです。
条件 | お小遣いの平均額 |
---|---|
子どもあり | 3万3,399円 |
子どもなし | 3万0,644円 |
持ち家 | 3万3,366円 |
賃貸 | 3万0,670円 |
参照元:R&Cマガジン「夫婦のお小遣いは平均で32,682円!夫婦別では夫34,503円と妻28,820円で差あり」
共働き夫婦のお小遣いの平均額は、子どもありの方が子どもなしよりも多いことがわかります。また、持ち家と賃貸では、持ち家に住んでいる方がお小遣いが少し高い傾向にあります。
共働き夫婦の月収に対するお小遣いの割合は7.6%
つづいて、共働き夫婦の月収に対するお小遣いの割合を見てみましょう。平均月収と割合を下記の表にまとめました。
夫・妻 | 月収平均 | 月収に対するお小遣いの割合の平均 |
---|---|---|
夫 | 51万5,991円 | 6.7% |
妻 | 25万3,333円 | 11.4% |
全体 | 43万1,806円 | 7.6% |
参照元:R&Cマガジン「夫婦のお小遣いは平均で32,682円!夫婦別では夫34,503円と妻28,820円で差あり」
共働き夫婦の月収に対するお小遣いの割合の平均は7.6%でした。夫婦別で見ると、夫が6.7%・妻が11.4%です。夫の方が収入が多いため、妻よりも月収に対して受け取っているお小遣いの割合が低いとわかります。
関連記事:【最新版】サラリーマンのお小遣い額はどのくらい?内訳から節約術まで紹介します
共働き夫婦におすすめのお小遣いの金額の3つの決め方
それでは、共働き夫婦はどのようにお小遣いの金額を決めるといいのでしょうか。共働き夫婦におすすめのお小遣いの金額の決め方は、下記の3つです。
夫婦のお小遣いの金額の決め方:
- 夫婦それぞれ異なるお小遣いの金額を決める
- 夫婦2人とものお小遣いを同じ金額に決める
- 収入から生活費・貯蓄を引いてお小遣いの額を決める
3つのお小遣いの決め方について、具体的に解説します。あなたに合う決め方を選びましょう。
①夫婦それぞれ異なるお小遣いの金額を決める
1つ目は、お互いの生活スタイルや支出傾向に合わせて、夫と妻が異なる金額を設定する方法です。たとえば、夫は趣味が多く、妻はほとんど出掛けないタイプだとします。その場合、夫婦ともに同額のお小遣いが必要だとは考えにくいでしょう。夫婦それぞれの生活スタイルや支出傾向に合わせてお小遣いを設定することで、お金の使い道を柔軟に調整できます。
また、夫婦それぞれの収入に合わせて、お小遣いを設定するのもおすすめです。それぞれ収入の1割と決めた場合、不満も出にくく仕事に励むモチベーションに繋がるでしょう。
②夫婦2人とものお小遣いを同じ金額に決める
2つ目の方法は、夫婦2人とものお小遣いを同じ金額に決める方法です。同額のお小遣いにすることで、夫婦間での経済的なバランスが保たれて、不満を感じづらくなります。
たとえば、夫が趣味にお金をかけるのが好きな場合、確かに必要な金額は大きいですが不公平感は否めません。同額のお小遣いを渡して、妻は貯金して必要なときに使うのもおすすめです。夫婦2人とものお小遣いを同じ金額に決める方法では、お金に関する不満を避けやすくなるでしょう。
③収入から生活費・貯蓄を引いてお小遣いの額を決める
3つ目の方法は、収入から生活費・貯蓄を引いてからお小遣いの額を決める方法です。夫婦が別々の財布でお金を管理して、生活費や貯蓄を除く部分を各自のお小遣いとします。
お小遣いの額が定額ではないため、特定の月に予想外の支出が発生しても柔軟に対応できます。食費を抑えて生活費が浮いた月は、お小遣いを多めに取ることも可能です。
ただし、毎月の収入が変動しやすい場合は、お小遣いの額が定まらずストレスに感じる可能性があります。毎月の変動が大きい場合は、ほかの2つの方法を試してみてください。
関連記事:お小遣い制で貯金を貯める方法とは?旦那のお小遣い相場やお金の管理方法3種類も紹介
結婚したら夫婦が話し合うべきお小遣いに関する3つのルール
結婚したら夫婦が話し合うべきお小遣いに関するルールを見ていきましょう。下記の3つです。
話し合うべきお小遣いのルール:
- お小遣いから支払う費用の範囲を明確にしておく
- 臨時収入が入った際のルールを決めておく
- 想定外の出費があってもお小遣いの額は減らさない
前もって決めておくと、お小遣いに関する夫婦間トラブルを避けられます。順に解説するので、ぜひ参考にしてください。
①お小遣いから支払う費用の範囲を明確にしておく
まず、お小遣いから支払う費用の範囲を明確にしておきましょう。お小遣いと生活費の線引きを曖昧にしておくと「これを小遣いから出すのはおかしい」と不満がたまりやすいからです。
たとえば、家族のレジャー費のような普段の生活にかかる費用は生活費から賄うと決めておきます。ほかにも昼食代や交通費・友達との飲み代など、夫婦で話し合いお小遣いから支払うものを決めておきましょう。生活パターンが変わると必要な支出も変わるため、都度ルールを変更するのもおすすめです。
②臨時収入が入った際のルールを決めておく
2つ目に、臨時収入が入った際のルールを決めておきましょう。臨時収入に対する認識の食い違いを防ぐためです。また、臨時収入に対して夫婦でルールを共有しておくと浪費も防げます。
たとえば、通常のお小遣いが月収の10%であるならば、ボーナスも同じく10%をお小遣いに充てるなど。決めておくと夫婦間で納得感を得やすいです。臨時収入をきっかけに揉めないよう、また浪費せず使うようにルールを定めておきましょう。
③想定外の出費があってもお小遣いの額は減らさない
3つ目に、想定外の出費があってもお小遣いの額は減らさないようにしましょう。無理にお小遣いを減らすと夫婦仲が悪くなり、仕事に対するやる気がなくなる恐れがあるからです。
家計のやりくりが困難な場合は、夫婦間で丁寧なコミュニケーションを取ってどうするか決めましょう。お小遣いを削るなら、お互いが納得したうえで行うことが大切です。必ず事前に想定外の出費に対するルールを決めておきましょう。
共働き夫婦がお小遣いが増やすための3つの方法
先ほどの調査では満足度も調査しており、現在のお小遣い額で満足している派は66%で理想額は4万4,524円でした。半数弱は現在の金額では足りないと感じていることがわかります。
それでは、お小遣いの額を現在より増やすにはどうしたらいいのでしょうか。お小遣いを増やすためのおすすめの方法は、以下の3つです。
お小遣いを増やすための方法:
- 家計を見直して支出を減らす
- フリマアプリで不要なものを販売する
- 副業を始めて収入を増やす
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①家計を見直して支出を減らす
まずは家計を見直して支出を減らしましょう。家計は収入と支出から成り立っています。収入の増加が難しいなら、基本的には支出の見直しを考えるのが得策です。
家計の支出は固定費と変動費に分けられ、優先的に見直したいのは固定費です。固定費を減らせば、半永久的な節約が期待できます。
たとえば、通信費や保険などの見直しをしてみましょう。通信費はプランの見直しや他の通信業者への乗り換えを、保険は他社によりいいものがないか比較するなどします。お小遣いを増やすためには、家計の見直しから行ってみましょう。
関連記事:固定費を削減する7つの方法!節約する際の3つの注意点を解説
②フリマアプリで不要なものを販売する
フリマアプリで不要なものを販売することでもお小遣いを増やせます。自分にとっては不要なものでも、他人にとっては価値があるものかもしれません。
たとえば、着なくなった服や読み終わった漫画、スポーツ・アイドルの応援グッズなど。場合によっては、数百円から数千円で購入したいと思ってもらえることがあります。
不要なものを整理することでスペースも確保できるメリットもあります。まずは、夫婦で協力してクローゼットや書棚を整理して、出品できそうなアイテムを見つけることから始めましょう。
③副業を始めて収入を増やす
副業を始めて収入を増やす方法もおすすめです。副業は、政府も促進しています。
厚生労働省では、「働き方改革実行計画」(平成29年3月28日 働き方改革実現会議決定) を踏まえ、企業も働く方も安心して副業・兼業に取り組むことができるよう、環境整備を行っています。
厚生労働省「副業・兼業」
副業を始めれば、お小遣いをに回せるお金が増えるだけでなく、自分の能力を生かして稼ぐことが可能です。副業の代表例として、クラウドソーシングやブログ・サイト運営、株式投資・FX・暗号資産、せどり(転売)などが挙げられます。
クラウドソーシングは案件が掲載されており、スキルや経験に合わせて取り組めます。また、株式投資やFX、せどりには初期費用が必要です。株式投資やFXは元本が必要で、せどりでは商品の仕入れ代金が発生します。
副業を始める際は、自分のスケジュールに余裕はあるかやリスク許容度を考慮し、無理のない範囲で取り組みましょう。
関連記事:世帯年収ごとの生活レベルが知りたい!世間の平均年収や収入ごとの生活水準、収入アップの方法を徹底解説
まとめ:お小遣いの金額・ルールは夫婦でしっかり話し合おう
共働き夫婦のお小遣いの平均額は3万2,682円で、夫・妻ともに3万円が多いことがわかりました。また、妻よりも夫の方がお小遣いの金額が多い傾向があります。
夫婦間でお小遣いを決める際は、認識の違いからのトラブルを防ぐためにルールを決めておくのが重要です。夫婦間で納得のいくよう、お小遣いの金額を決める方法も考えなければなりません。この記事を参考にして、お小遣いの金額やルールについて夫婦でしっかり話し合ってみましょう。