「家計簿をつけたいけど、どのようなつけ方をしたらいいかわからない」
「お金の状況がわかり、お金が貯まるのか知りたい」
とお悩みではありませんか?
家計簿をつけはじめたけど、書き方がわからないで困っている人は多いです。お金が貯まる家計簿の作り方やつけ方にはポイントがあり、理解することが大切です。
本記事では、お金が貯まる家計簿の作り方の手順について紹介します。くわえて、家計簿をつけることでわかることや、お金が貯まる家計簿をつけるためのポイントについても詳しく解説します。
本記事を読めば家計簿の作り方や家計簿をつけるポイントまでわかり、家計簿を使ってお金を貯められるようになるでしょう。
CONTENTS
家計簿をつけることでわかる2つのこと
家計簿をつけることで、家計の状況がわかり、自分がすべきことが理解できます。家計簿をつけることでわかることは主に以下の2つです。
家計簿でわかること:
- 収支の状況
- 収支の改善点
それぞれ詳細に解説します。
①収支の状況
家計簿を使ってお金の管理をすることで、収支の状況がわかるようになります。まず、毎月どこからお金が入ってくるのかをはっきりさせられます。
お金が入ってくるところには会社の給料や副業収入、資産運用の利益などさまざまです。いろいろなところからお金が入ってくる場合でも、どこからいくら、何日に入っているのかをきちんと把握できます。
また、日・週・月ごとに何にいくら使っているのかもはっきりします。お金を何にいくら使っているのかわかれば、使わなくてもよいお金を把握することが可能です。
食費や光熱費、家賃などと項目にわけて書くと、より見やすくなります。家計簿をつけるとお金の出入りを明確にでき、無駄な出費を減らし、地道に貯金ができます。
関連記事:固定費を削減する7つの方法!節約する際の3つの注意点を解説
②収支の改善点
家計簿をつけることで、収支の改善点を見抜けるようになります。たとえば、通信費が1万円を超えていて高すぎることや食費費がかさんでいるなどと、調整すべき項目がわかります。
各種保険にお金を支払いすぎている、支出に対する浪費の割合が高いなどの見直しポイントにも気づけるでしょう。見直すべきポイントがわかるとすぐに調整できるため、お金を貯める速度を上げられるのがメリットです。
毎月、気づいたらお金がなくなっていて、何にいくら使っているのかわからないでストレスを感じることもあるでしょう。家計簿でお金の流れを可視化すれば、改善点を把握して上手に家計をやりくりしていけます。
関連記事:家計の収支バランスは適切?理想の家計バランスで貯蓄をしよう
お金が貯まる家計簿の作り方の手順
お金を貯められる家計簿の作り方の手順は、下記のとおりです。
家計簿の作り方の手順:
- 項目ごとに予算を決める
- 手段を決める
- 支出内容を改善する
3つの手順について、具体的にチェックしていきましょう。
①項目ごとに予算を決める
まず、お金の使い道を項目わけして予算を決めましょう。お金の使い道の項目は、固定費・変動費・貯蓄の3つに大別するとわかりやすいです。
お金を使ったときにも、それぞれの項目ごとに記入していきます。家計簿を見直すときに、どの項目を優先的に改善すればいいかをスムーズに把握できます。
固定費に含まれるのは、家賃や保険料、月額制サブスクリプション費用などです。変動費に含まれるのは水道代や光熱費、食費、交際費などがあります。
交際費や病院代は毎月発生しませんが、事前に一定額の予算を準備しておくことで、貯金を崩さずに済みます。貯蓄に関しては、残ったお金を貯めるのではなく、毎月いくら貯めるのかを予算として事前に決めるのがおすすめです。
②手段を決める
家計簿の手段には、下記の3つがあります。
家計簿の手段:
- 家計簿アプリ
- 家計簿ノート
- Excel
それぞれの手段について、具体的に解説します。
家計簿アプリ
手段の1つ目は、家計簿アプリを使って行う方法です。iPhoneとAndroidともに、さまざまな家計簿アプリが登場しています。
App StoreまたはGoogle Playで「家計簿」と検索すると、多数のアプリの検索が可能です。デザインや機能などアプリごとに特色があり、なかには家族や恋人と共有できる機能がついたものもあります。
家計簿アプリはノートに書くのが億劫に感じる人や、スマートフォンやタブレットを使って家計をやりくりしたい人におすすめです。また、ノートを準備する必要がないので、すぐにはじめられて便利です。興味のある場合は、一度自分にぴったりなものを探してみましょう。
関連記事:家計簿初心者・苦手な方必見!使いやすいおすすめ家計簿アプリランキングTOP5
家計簿ノート
家計簿の定番の手段は、普通のノートを活用する方法です。お店でお気に入りのノートを購入して、自分で自由にアレンジして家計簿を作ります。
家計簿アプリと異なり、項目やデザイン、表なども思い通りに作成できます。また、お気に入りのノートが見つかれば、モチベーションアップにつながり継続しやすいのがメリットです。
デメリットとしては、記入前までの下準備に時間がかかることです。項目や表を作るのが億劫な場合は、すでにある程度のデザインが記入されている家計簿ノートを購入するといいでしょう。
Excel
Excelは仕事の資料作りで使われるイメージがありますが、家計簿として使うこともできます。
Excelを使うメリットは、関数を使えるので、自分で細かい計算をする必要がなくなることです。一方で、Excelを使わない人にとっては操作がややこしく、Excelソフトは有料な点がデメリットでしょう。
Excelを家計簿として使う場合、Excelを日頃から使っている人や、パソコンで作業をするのが好きな人などにおすすめです。インターネット上では、Excelを使ったテンプレートも多数公開されています。Excelをよく使う場合は、Excelを使って家計簿をつけることも検討してみましょう。
③支出内容を改善する
実際に家計簿をつけると、記録したお金の流れが確認でき、支出内容の改善点が見つかります。お金の出入りを可視化しても、使い方を調整していかなければ何も変わりません。
固定費・変動費・貯蓄のそれぞれの項目ごとに、お金がどのように出ていったのかを振り返ってみてください。たとえば、予算を超えて使っている場合、予算を超えた原因を探って対策を考えたり、項目ごとの予算を変えたりするといいです。
お金の使い道の見直しは、固定費や変動費の項目で行います。貯蓄に関しては、どうすれば貯蓄に回すお金を増やせるかを検討してみましょう。家計簿を使う際は、お金の出入りを記入するだけではなく、よりよくするにはどうすればいいかを仮説検証するのが大事です。
関連記事:家計簿の役割って何?お金が貯まる家計簿のつけ方を解説します
お金が貯まる家計簿をつけるための5つのポイント
お金を貯蓄していくのに家計簿を活用するポイントは以下の5つです。
家計簿をつけるポイント:
- 家計簿をつける目的を決める
- 家計簿をつけるタイミングを決定する
- クレジットカードは使った月に記入する
- 自分の支出に合わせた項目を決める
- レシートを保管する
目的を設定したり、自分に適した項目を作成したりするなどポイントを理解していると、お金が貯まる家計簿の作成ができます。
それぞれのポイントについて内容を見ていきましょう。
①家計簿をつける目的を決める
お金を貯めるためには、家計簿をつける目的を決めましょう。目的を決めるとモチベーションアップができ、家計簿をつけるのを継続しやすいです。
「友達と旅行するお金を10万円貯めるため」「両親の誕生日プレゼント費用に5万円貯めるため」などと目的を決めましょう。目的を決める際は、期限も合わせて定めておくといいです。
期限を合わせて定めることで、ダラダラと継続するのを防げます。また、家計簿をつける目的には、お金の流れを把握して家計をうまくやりくりすることも含まれます。
毎日の支出を記録しながら無駄な買い物をなくし、使い過ぎている項目を見直すなどして、貯金に回すお金を増やしていきましょう。
②家計簿をつけるタイミングを決定する
家計簿をつけるタイミングを決めておくのも大切で、つけ忘れを防いで習慣化しやすいです。
家計簿をつけるタイミングは、自分の生活スタイルに合わせて決めてみましょう。たとえば、朝起きてすぐにつけたり、仕事から帰ってきてからつけたりなどがあります。
毎日つけることが負担な方は、週末に1回、2週間に1回などにしてもいいです。重要なのは、長く続けることです。
家計簿をつけるタイミングとして、支出が発生する前もおすすめです。買い物に行く前に予算を立てておくことで、無駄遣いを防げます。
家計簿をつけるタイミングを決めることは、お金を貯めるために欠かせない要素です。自分の生活スタイルや好みに合わせて、効果的なタイミングを見つけましょう。
③クレジットカードは使った月に記入する
家計簿をつける際に、クレジットカードの支払い記録を使った月に記入することが重要です。クレジットカードの支払いを使った月に記入することで、クレジットカードの請求がくる際に、利用を思い出せます。
クレジットカードの支払いは、買い物をしてから数カ月後に発生します。クレジットカードの支払いが発生する日のページに前もって、いくら請求があるか記入しておくのもおすすめです。
また、クレジットカードの支払い記録を使った月に行うことで、自分の収支を正確に把握し、支出を見直すきっかけも作れます。あとから記録すると、改善のタイミングが遅くなってしまいます。
お金を増やすのに家計簿をうまく活用するためには、クレジットカードの記録タイミングも意識してみてください。
④自分の支出に合わせた項目を決める
家計簿をうまく活用するためには、自分の支出に合わせた項目を決めるのも大切です。自分の支出に合った項目を決めておくと、記入が楽になり続けやすくなります。
家計簿の項目にはルールはありません。自分の生活スタイルや好みに合わせた項目を考えることも1つの方法です。
たとえば、細かく記入したい場合は、家賃・通信費・保険料などと項目を細分化するのがおすすめです。細かくすると続かない気がする場合は、固定費・食費・医療費・その他生活費・雑費などと大まかに項目を決めましょう。家計簿の項目は、あとから少しずつ調整していくことも可能です。
⑤レシートを保管する
お金を貯めるために家計簿をうまく活用するためには、レシートを丁寧に保管することも大切です。レシートは、支出を記録する際に必要となるため必ず取っておきましょう。
レシートが1ヶ所にまとまっていないと、記録する準備だけで疲れてしまい、継続するのが難しいと感じる可能性があります。
財布にレシートを入れたままにしがちな場合は、定期的に財布から出すようにしましょう。財布のなかにレシートが増えていくと、いつのレシートかがわかりづらいです。レシートを保管する場所は、プラスチックケースや封筒など何でも自由です。
まとめ:家計簿のつけ方を理解してお金を貯めましょう
本記事では、お金が貯まる家計簿の作り方の手順や家計簿をつけることでわかることなどについても詳しく解説します。
家計簿をつけることで、収支の状況や改善点がわかりお金を貯蓄しやすくなります。家計簿の作り方の手順は項目ごとに予算を決める、手段を決める、支出内容を改善するの3ステップです。
家計簿の手段には、ノートを作る以外にも、アプリやExcelなどがあります。好みに合わせて、継続しやすそうな手段を選んでみましょう。
また、家計簿をつける際は家計簿をつける目的を決めたり、自分の支出に合わせた項目を決めたりするなどが大切です。つけるのが面倒にならないように、レシートを丁寧に管理するのも重要です。家計簿のつけ方を理解したら、さっそくお金を貯めていきましょう。