「5人家族の平均的な食費を知りたい」
「5人家族の食費を節約するコツはなに?」
上記のようなお悩みはありませんか?
5人家族の場合は、1人暮らしや3人家族と比べて、毎月の食費は大きいです。そのため、食費や固定費を見直し、できるところから節約することが大切です。
本記事では、5人家族の平均食費や食費を節約する4つのコツ、食費以外に節約できる4つの費用について紹介します。さらに、食費を節約したあとにやるべきことも詳しく解説しています。この記事を読めば、平均的な食費がわかり、節約する方法を理解できるでしょう。
CONTENTS
5人家族の平均食費は96,968円
5人家族の平均食費は、10万円にぎりぎり満たない96,968円です。項目ごとの内訳は、下記のとおりです。
食料 | 平均食費 |
---|---|
穀類 | 8,216円 |
魚介類 | 5,740円 |
肉類 | 11,544円 |
乳卵類 | 4,615円 |
野菜・海藻 | 8,832円 |
果物 | 2,263円 |
油脂・調味料 | 4,572円 |
菓子類 | 9,957円 |
調理食品 | 13,942円 |
飲料 | 6,096円 |
酒類 | 3,638円 |
外食 | 17,552円 |
引用:総務省統計局「3-1 世帯人員別 二人以上の世帯・勤労者世帯・勤労者世帯(うち世帯主が60歳未満)・無職世帯」
上記の表によると、食材費が4万円・調理品が1.4万円、お菓子類が1万円・外食費で1.8万円ほどかかることがわかります。穀類や魚介類、海藻などが含まれる食材費は、全体の40%ほどを締めています。
つまり、5人家族の多くは外食ではなく、自宅で料理をしていることがわかるでしょう。調理食品には、冷凍食品や総菜が含まれます。手間をかけずに準備できる調理食品の割合は、14%ほどです。
また、外食費は約1.8万円の18%であり、月に1回外食するかどうかです。外食の回数を増やすと、食費は9万円代を超え10万以上になってしまうでしょう。
関連記事:食費の平均はどのくらい?世帯別・地方別に解説!適正予算の計算方法も紹介
5人家族の食費を節約する4つのコツ
5人家族の食費を節約する4つのコツは以下のとおりです。
食費を節約するコツ:
- 自炊する
- 料理を作り置きする
- 家計簿をつける管理する
- 食材の買い過ぎを防ぐ
食費を節約する際は、家庭でできるところから始めましょう。外食が多い場合は、自炊をするところから始めたり、家計の現状がわからない場合は家計簿をつけたりします。
4つのコツについて、それぞれ具体的に解説します。
食費を節約するコツ①:自炊する
食費をなるべく浮かせるためには、自炊を積極的に取り入れることが重要です。外食は自炊するよりも1回あたりの料金が高く、頻度が増えるほど月々の食費がかさみます。
急激に外で食べる回数を減らすのは難しいかもしれません。まずは、現状を把握するために、月に何回外食しているかを確認しましょう。
そのうえで、徐々に減らすことを心がけると効果的です。たとえば、週に3回外食していた場合、週2回に減らすといった具体的な目標を立てることが大切です。
自宅で食事を摂る際はおかずをお惣菜に頼るのは避け、1品だけでも手作りし、自炊する割合を増やしていくといいです。無理なく習慣化できて、自炊に対するハードルも下がります。
食費を節約するコツ②:料理を作り置きする
食費を節約するためには、作り置きを積極的に行うのもコツです。急な予定変更や仕事が忙しい日でも手軽に食事が用意でき、外食するきっかけをなくせます。
食材をまとめて購入し、余った分を使い切る前に調理して冷凍保存すれば、食材を無駄にすることもなくなります。
しかし、作り置きをする際は保存期間や保存方法をきちんと調べて、食べるタイミングを誤らないように注意しましょう。また、作り置きを準備する手間がない場合は、無理に作り置きする必要はありません。作り置きは、自分に合ったタイミングで活用するようにしましょう。
食費を節約するコツ③:家計簿をつけて管理する
食費を抑えるためには、家計簿をつけて管理するのもコツの1つです。家計簿をつけて食費を管理することで、具体的な数字をもとに毎月の食費を把握・管理できます。
月初めに食費の予算を立てておき、買い物が終わったらその都度家計簿をつけて、残りの予算を把握してみましょう。買い物リストを前もって用意しておけば、無駄な買い物を避けることも可能です。
また、家計簿を習慣化することで、月ごとの食費の傾向や数字の変化も把握できます。どの月にどれだけ食費がかかったのかを比較しながら、無駄な支出を見つけられます。
関連記事:家計簿初心者・苦手な方必見!使いやすいおすすめ家計簿アプリランキングTOP5
食費を節約するコツ④:食材の買い過ぎを防ぐ
食材の買い過ぎを防ぐことで、食費を抑えられます。食材を買い過ぎると、使いきれず捨ててしまい、食費が無駄になってしまいます。
食材の買い物では、無駄を減らすために、世帯人数に合わせて必要な分だけを購入しましょう。5人暮らしの場合、キャベツや白菜を買う際に2玉買うよりも、1玉+半分や4分の1サイズの方が適量です。
また、1週間の献立を考えて、冷蔵庫のなかを確認して必要な分だけを買うことがポイントです。適切な量を購入して無駄な食材を捨てることを防ぎ、食費をなるべく浮かせてみてください。
関連記事:食費は1ヶ月平均でどれくらい?節約ポイントも解説します
食費以外に節約できる4つの費用
食費以外に節約できる4つの費用は、下記のとおりです。
節約できる費用:
- 通信費
- 保険料
- 光熱費
- 車の維持費
食費は毎月変動することが多いですが、固定費は毎月同じ金額を支払うことが多いです。そのため、固定費を一度見直すことで、出費を大きく減らせる可能性があります。
それぞれ具体的に見ていきましょう。
節約できる費用①:通信費
食費以外に減らせる固定費の1つは、通信費です。通信費の節約は、家族全員で協力して行うことが重要です。
家族全員がスマホを持つ場合、格安キャリアに切り替えたり、家族割サービスを利用したりすることで効率的に節約できます。また、通信容量無制限プランではなく、実際の使用量に合わせたプランを選択することもポイントです。
さらに、Wi-Fiとスマホのセット割を適用したり、無料の通信アプリで電話をかけたりすると通話料をより削減できます。外出先では、できるだけフリーWi-Fiを活用することもおすすめです。複数の方法を組み合わせて、通信費を家族全員で減らしましょう。
節約できる費用②:保険料
保険料は経済的負担が大きく、毎月の支払いが数千円から数万円に上り、数十年にわたり続くと膨大な金額になります。
たとえば、生命保険を契約している場合は、ライフステージの変化に合わせて保険内容を見直すことが必要です。保険料の見直しでは、「特約が被っていないか」「必要性の低い保障がついていないか」などをよく確認しましょう。
新たな保険商品が登場しているため、何年も前に保険に加入していた場合は、最新の商品を検討することも重要です。家族の状況に適した保険プランを見つけられる可能性があります。
節約できる費用③:光熱費
光熱費では、現在のプランや供給会社が家族構成に合っているかを確認することが大切です。
電力市場が自由化された現在では、新電力の参入で電力会社の選択肢が広がっています。電力会社やプランを比較して適切なものを見つけましょう。
ガスに関しては、プロパンガスと都市ガスがあります。料金の安さを考慮すると、都市ガスが有利です。都市ガスが供給されている場合は、必要に応じてプロパンガスから都市ガスに変更することを検討してみてください。
節約できる費用④:車の維持費
子どもの送り迎えや塾、部活動で車の維持費が高いならば、節約対策を立てることが重要です。
自動車保険は早期割引のあるネット契約に切り替えることで、保険料の削減が可能です。また、月極駐車場の中から安いところを選んだり、無料駐車場を活用したりすれば駐車場代も減らせます。
ほかにも、ガソリン代の安いガソリンスタンドを利用すればコストをなるべく抑えられます。軽自動車に乗り換えれば、車検費用や自動車重量税を削減できるでしょう。
エンジンオイルの定期交換を行って、車の燃費を向上させることも車の維持費をなるべく減らすのに効果的です。複数の方法で工夫しながら、車の維持費も抑えることが大切です。
食費を節約した後にやるべきこと!世帯収入を増やす方法
食費を節約したあとは、世帯収入を増やしていきましょう。世帯収入を増やす方法は、下記の5つです。
世帯収入を増やす方法:
- 副業を始める
- 年収の高い会社へ転職する
- 会社で出世する
- 独立を目指す
- 権利収入を獲得する
世帯年収を増やすことで、節約する金額が減り、経済的な余裕が生まれるでしょう。
それぞれ解説します。
世帯収入を増やす方法①:副業を始める
世帯収入を増やす方法の1つは、副業を始めることです。現在の仕事を続けながら、副業を始めれば収入を増やせます。
代表的な副業の例として、クラウドソーシングの活用やブログ・サイト運営、せどりなどが挙げられます。副業の種類が増えてきており、自分に合った副業を見つけることが重要です。ただし、会社によっては副業を禁じている場合もあるため、就業規則を確認しましょう。
副業を禁止している、かつ給料が安くて昇給も見込めない場合は、現状では収入を増やすことが難しいかもしれません。収入を増やせない場合は、次に解説する転職がおすすめです。
世帯収入を増やす方法②:年収の高い会社へ転職する
年収の高い会社へ転職し、成功すれば年収を大きくアップさせられます。
同じ業界・業種でも会社ごとに給料システムは異なるので、転職によって大きな年収差が生まれることがあります。
転職回数が不利とされていた時代は過去のもので、現在では転職は一般的なキャリア形成の一環です。現在の会社の給料に不満がある場合は、転職を検討してみましょう。
世帯収入を増やす方法③:会社で出世する
出世できれば基本給が上がるだけではなく、役職手当を受けられるようになり世帯収入が増え、収入が上がります。
業種や業界によって異なりますが、出世のためには「実績を上げること」が基本的に重要です。上司や同僚、後輩からの評価が高いほど昇進しやすく、それに伴い給料も増えます。
ただし、大企業ではライバルが多く、小規模企業では上の役職が限られているかもしれません。また、出世しても昇給幅が限られている場合もあります。
そのため、今の会社での出世を目指しつつも、転職や副業も視野に入れておくことが重要です。異なる環境でのキャリアや収入源を確保しながら、効果的に世帯収入を上げていきましょう。
世帯収入を増やす方法④:独立を目指す
世帯収入を増やす方法の1つは、独立を目指して行動することです。独立して成功すれば、大幅な収入アップが期待できます。
独立した場合の収入は、提供するサービスや商品の価値・市場状況・ビジネス運営の効率性・自分のスキルに依存します。また、独立する場合は、健康保険や年金などを自分ですべて支払わなければいけません。
独立したら自分のスキルや商品でいくら稼げそうか、市場とのバランスを考慮しながら、独立を検討してみましょう。
世帯収入を増やす方法⑤:権利収入を獲得する
権利収入とは著作権や特許、商標、フランチャイズなどの所有によって生まれる収入のことです。
権利収入を獲得するためには、まず、自身の知識やスキルを確認してみましょう。ほかの人が持っていない知識やスキルを、どのようにして市場価値のある資産に変換できるかを考えることが大切です。
たとえば、自分だけの知識を書籍やオンライン講座にまとめたり、自分の製品やサービスを開発したりできます。
権利収入を獲得するのは難しいですが、権利収入には、多くの労働をせずに収入が得られる安定感があります。世帯収入を増やすためには、権利収入を獲得できないかも視野に入れておきましょう。
関連記事:世帯年収1000万の割合は?手取りと年収の違いや影響を徹底解説
まとめ:5人家族の食費記録し削減できる部分から節約しましょう
本記事では、5人家族の平均食費や食費を節約する4つのコツ、食費以外に節約できる4つの費用について紹介しました。
5人家族の平均食費は96,968円で、食材費の占める割合は40%ほどで、それ以外は調理品やお菓子類などで構成されています。食費を節約する際は、自炊したり、料理を作り置きしたりすることが大切です。
自炊したり作り置きしたりすることで、1回あたりの料金が割高となる外食を減らせます。支出を減らすためには食費だけではなく、通信費や保険料、車の維持費などを見直してみましょう。
食費を減らしたら、副業や年収の高い会社へ転職することを視野に入れながら、世帯収入を増やしていくのもおすすめです。まずは、5人家族の食費を把握して削減できる部分から節約してみてください。