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貯蓄と貯金の違いとは?貯蓄が重要な3つの理由やおすすめの資産運用を解説

柴田 剛秀

著者:
柴田 剛秀(シバタタカヒデ)

FPナオミ

監修者:
FPナオミ(エフピーナオミ)

投稿日:2023/12/11 更新日:2024/2/8

「お金を貯めているけれど、できることなら増やしていきたい」
「貯蓄、貯金という言葉を聞くけれど、違いがわからず自分がどちらをしているかもわからない」
上記のような悩みを抱えていませんか?

いざお金を貯めて増やしたいと思っても、方法がわからなければハードルが高く、難しいと不安に感じる方も多いでしょう。

本記事では貯蓄・貯金の違いを中心に、貯蓄を行う際のポイントやおすすめの種類を紹介します。本記事を読むことでそれぞれの言葉を理解し、貯蓄についての知識が深まるでしょう。

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貯蓄・貯金・預金とは?違いについても解説

貯蓄・貯金・預金の3つはそれぞれ何を意味しているのでしょうか。「よく聞く言葉ではあるけれど詳しくはわからない、何となくしかわからない」と困っている方はぜひご覧ください。

特徴:

  1. 貯蓄
  2. 貯金
  3. 預金

貯蓄とは資産を貯めることで、貯金はお金を貯めることです。預金は、金融機関にお金を預けることです。

それぞれの違いを詳しく解説します。

貯蓄とは?貯金と預金との違いを解説

貯蓄とは金融資産を持ち、蓄えることです。金融資産とはお金だけではなく、株式や保険、投資信託も含まれます。貯金・預金はお金の貯め方の種類で、金融資産のなかでもお金に限定されています。

貯蓄という大きい言葉の中に、貯金や預金などのお金の貯め方が含まれると考えましょう。

貯金とは?貯蓄と預金との違いを解説

貯金とはお金を貯めることで、貯金は方法を問いません。小銭を貯金箱に貯めたり、タンス預金(自宅に現金を保管すること)をしたりすることも貯金に含まれます。

貯金は、小さな額から始められ、私たちにとって最も実行しやすい方法と言えるでしょう。貯金は貯蓄の中の1つ、貯金と預金はお金を貯める場所が異なります。預金については次で説明していきます。

関連記事:貯金できない人の3つの特徴!貯金の5つのポイントや方法を解説

預金とは?貯蓄と貯金との違いを解説

預金とは、銀行をはじめとした金融機関へお金を預けることです。金融機関とは普通銀行や信託銀行、信用金庫、信用組合などです。金融機関にお金を預けることで、預けた額に利息がつきます。

貯金を行っている方のなかには、口座にお金を入れる方法を取っている方も多いのではないでしょうか。口座にお金を預けている方は、預金をしている状態です。

貯蓄の1つとして貯金があり、貯金のなかでも金融機関にお金を預けたものを預金といいます。

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関連記事:社内預金は利用すべき?共済貯金や財形貯蓄も解説

資産を増やすためには貯蓄が重要な3つの理由

貯蓄・貯金・預金の違いについて説明しました。ここからは、貯蓄が重要な理由に注目してさらに深堀りしていきます

貯蓄が重要な理由:

  1. 資産を分散できる
  2. 貯金だけでは資産を増やしにくい
  3. インフレ対策になる

貯蓄は貯金と違い、資産を増やしたり、インフレ対策ができたりするためメリットが大きいです。

なぜ貯蓄が重要なのか、それぞれの理由について詳しく解説します。

貯蓄が重要な理由①:資産を分散できる

貯蓄が重要な理由の1つ目は、資産を分散できる点です。先ほど説明した通り、貯金はお金を貯めることです。一方貯蓄では、株式や投資信託などのお金以外も含みます。

複数の資産を貯蓄することで、もしものときに自分が損するリスクを抑えられます。例えばインフレが起きて貨幣価値が下がり、景気悪化により株価が下がるというリスクがあります。複数の資産を所有していると、自身が持つ資産全体の価値が大きく下がることはありません。

貯蓄が重要な理由②:貯金だけでは資産を増やしにくい

貯蓄が重要な理由の2つ目は、貯金だけでは資産を増やしにくい点です。最近、ネット銀行の金利がメガバンクよりも高いのが特徴です。

メガバンクよりも金利が高いですが、ネット銀行でも金利は約0.2%で、メガバンクでは約0.001%に設定されています。金利を目当てに預金を行い、お金を増やしていく方法は現実的ではないでしょう。
複数の資産を組み合わせる貯蓄をおこなうことで、資産を貯めるだけではなく、資産が増える可能性が高くなります

貯蓄が重要な理由③:インフレ対策になる

貯蓄が重要な理由の3つ目はインフレ対策になる点です。貯金は確実にお金が貯まり、減りにくいという安心感があります。

一見リスクがないようにみえますが、物価が変化する可能性を考えるとリスクがないとはいえません。物価の変化を考えたとき、仮に100万円の貯金があったとしても、100万円で買えるものは変わります。
今ある100万円が5年後、10年後に同じ価値とは限りません。現在100万円で買えるものが、10年後には200万円ないと買えなくなる可能性も十分にあります。価値が変動する資産(株式など)を持つことで、インフレが起きた際に受ける影響が小さくなります

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関連記事:給与天引きだから楽々貯金!財形貯蓄の制度とメリット・デメリットを解説

貯蓄を成功させる3つのポイント

将来のことを考えると資産を増やせる点で魅力的な貯蓄ですが、成功させるにはポイントがあります。前提知識なく始めてしまうとどうしたらよいかわからず困ったり、貯蓄がうまくいかなかったりします。

成功させるポイント:

  1. 家計の状況を把握する
  2. 先取り貯蓄をする
  3. キャッシュレス決済を活用する

今回紹介するポイントは、どれも難しいものではありません。日頃のちょっとした工夫でできるため、始めやすいのではないでしょうか。具体的にどのように行動したら良いのか、それぞれ詳しく解説します。

成功させるポイント①:家計の状況を把握する

貯蓄を成功させるポイントの1つ目は、家計の状況を把握することです。家計の状況把握で最も大切なのは、「家計の見える化」です

具体的には家計簿で記録をつけることで、収支のなかで必要なものと不必要なものが一目見てわかるようになります。直感的にわかる状態にしておくことで、支出の管理がしやすくなります。

最近は家計簿アプリも多くリリースされているため、自身の生活スタイルに合ったものを探し、活用するのも良いでしょう。

関連記事:家計簿初心者・苦手な方必見!使いやすいおすすめ家計簿アプリランキングTOP5

成功させるポイント②:先取り貯蓄をする

先取り貯金とは、給与が入るタイミングで先に貯蓄することです

次の給料日までに余ったお金を貯蓄するのではなく、毎月決まった額を貯蓄します。お金があると使ってしまい、思うように貯蓄を行えていないという方におすすめです。また、毎月の貯蓄額が一定のため、見通しが立てやすいというメリットもあります。

成功させるポイント③:キャッシュレス決済を活用する

キャッシュレス決済を活用することで、貯蓄を成功させやすいです。支出の削減を行うことで、貯蓄に回せるお金を増やせます

キャッシュレス決済は使いすぎるリスクもありますが、ポイントでの還元やキャッシュバックを行っている会社がほとんどです。キャッシュレス決済を活用することで、現金よりもお得にお買い物ができます。節約したお金を貯めていくことで、少しでも多く貯蓄できるでしょう。

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貯蓄におすすめの3つの資産運用

貯蓄を始める前に準備しておきたいポイントを3つ説明しました。では、実際に資産運用をするときに何を選べばよいのでしょうか。今回、おすすめの資産運用を3つ紹介いたします。

おすすめの資産運用:

  1. NISA
  2. iDeCo
  3. 不動産投資

今回紹介する資産運用は有名なものですが、それほど信頼されている証拠でもあります。

それぞれの特徴を詳しく解説していきます。

おすすめの資産運用①:2024年からの新NISA

おすすめの資産運用の1つ目はNISAです。NISAは「少額投資非課税制度」ともいい、株式や投資信託への投資で得られた利益について、非課税とする制度のことです。

本来であれば、投資で得られた利益に対し20.315%の税金を支払わなければなりません。しかし「NISA口座」を利用すれば、その利益には税金がかからなくなります。

2024年からの新NISAでは年間360万円、最高1,800万円までの投資が可能となります。

おすすめの資産運用②:iDeCo

おすすめの資産運用の2つ目は、iDeCoです。iDeCoは月5000円から始められる点が特徴です。NISAと違い、運用益が非課税になるのみならず、掛け金も所得控除の対象になります。

また、老後までに十分な資産を蓄えるために作られた制度なので、60歳になるまでお金を引き出せません。節税の効果が高いので、貯蓄だけではなく、節税を目的の1つにしたいという人にもおすすめです

おすすめの資産運用③:不動産投資

おすすめの資産運用の3つ目は、不動産投資です。不動産投資とは、居住用不動産を購入し、不動産を貸し出し家賃収入を得る手法のことです

一室単位のマンション投資であれば、10〜100万円ほどの自己資金で始められます。ほかの資産運用との大きな違いは、景気に左右されにくい点です。住居は景気に左右されにくく、入居者がいれば安定して家賃収入が得られます。

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まとめ:貯蓄と貯金の違いを理解したうえで将来のための資産を増やしましょう

本記事では貯蓄・貯金の違いを中心に、貯蓄を行う際のポイントやおすすめの種類を紹介しました。

貯蓄と貯金の違いを理解し、正しい知識を身に着けることで自分に合った貯蓄の方法を実践できます。目的がなく貯金を続けると、お金を貯められますが、資産を増やすことは難しいです。

自分がどんな未来を描いて、そのためにどのような貯蓄方法を選ぶのかが貯蓄の成功の秘訣です。それぞれの特徴を踏まえ、自分に適した方法を選びましょう。

銀行に塩漬けの貯金、
投資で増やしたい...

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著者

柴田 剛秀

柴田 剛秀(シバタタカヒデ)

大手来店型保険ショップに8年間勤務。
1000組以上の保険相談・資産運用・ライフプランニング
をしてきました。
これまでの経験を活かし、特定の商品にこだわることな
く真のライフパートナーとして、お客様にとって大切な
現在・未来の安心をご提供致します。
妻(同い年)・長男(10歳)・長女(5歳)の4人家族
【経歴・資格】AFP・宅地建物取引士
【得意分野】資産形成、資産運用、生命保険、不動産投資
【趣味】漫画、テニス

監修者

FPナオミ

FPナオミ(エフピーナオミ)

・2級ファイナンシャル・プランニング技能士
・AFP認定者
30代2児の母
自分たち家族の将来を考えた時にお金の不安に襲われ、働きながらFPの勉強をして資格を取得しました。FPの勉強をする中で生きた知識を身につけ、実生活に活かして家計の見直しや予算管理ができました。すると毎月きちんと貯蓄ができるようになり、将来のお金の不安が減ることで、充実した生活を送れるようになっています。