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お小遣い制でも貯金できる4つの方法!男女別の平均額や家計管理の方法を紹介

柴田 剛秀

著者:
柴田 剛秀(シバタタカヒデ)

FPナオミ

監修者:
FPナオミ(エフピーナオミ)

投稿日:2023/12/11 更新日:2024/2/8

「お小遣いの平均額を知りたい」
「お小遣い制のなかで貯金する方法は?」
上記のような悩みを抱えていませんか。

お小遣いの平均額は、男性で40,557円、女性は35,001円です。限られたお小遣いのなかで、貯金する方法が気になる方は多いでしょう。

本記事では、男女別のお小遣いの平均額や貯金する方法、貯金する際に決めるべきルールを解説します。本記事を読むことで、お小遣いの平均額が把握でき、自分でできる貯金方法がわかるでしょう。

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【男女別】お小遣いの平均額

本章では、男女別にお小遣いの平均額を紹介します。

男性女性
平均額40,557円35,001円

出典:SBI新生銀行「2023年会社員のお小遣い調査」

男性は40,577円で、女性は35,001円となっており、女性の方が低い傾向にあります。男女の年齢別にそれぞれの平均額を紹介します。

男性のお小遣いの平均額

男性のお小遣いの平均額は以下のとおりです。

平均額20代30代40代50代
男性46,453円37,178円40,801円37,911円

出典:SBI新生銀行「2023年会社員のお小遣い調査」

20代の男性が46,453円と最も高く、家族を持っておらず、自由に使える収入が比較的多いためだと考えられます。一方で、30代と50代の男性はほぼ同じお小遣い額をもらっております。家庭の責任や子育て、教育費などの増加による収入の割り当ての変化が起こっている可能性があるでしょう。

また、40代では少し増加していることから、キャリアの成長や収入の安定化が反映されていると考えられます。全体的に、年代が上がるにつれて家庭の責任が増し、お小遣いの額に影響を与えています。

50代でのわずかな増加は子供の独立や住宅ローンの完済など、経済的な負担の減少が考えられるでしょう。

女性のお小遣いの平均額

女性のお小遣いの平均額は以下のとおりです。

平均額20代30代40代50代
女性39,980円34,155円35,818円30,177円

出典:SBI新生銀行「2023年会社員のお小遣い調査」

20代女性が最も高く、比較的経済的責任が少なく、自分自身に使える収入が多いことを反映しています。30代になると、平均額は34,155円に減少し、家庭の責任や子育ての費用が増加することを示している可能性が高いです。

40代ではわずかに増加し、キャリアの成長や収入の安定化が反映されているかもしれません。しかし、50代では平均額が減少し、子供の成長や家計の責任の変化、退職による収入減などが影響している可能性があります。

女性の場合も年齢が上がるにつれて、平均額は変動しており、ライフステージの変化と密接に関連していると考えられます。特に、30代から50代にかけての段階的な減少は、家庭や仕事での責任の増加が影響している可能性が高いです。

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関連記事:夫婦のお小遣いの相場や目安はいくら?お互いが納得できるお小遣いの決め方もあわせて解説

お小遣い制で貯金する4つの方法

お小遣い制で貯金する方法は主に以下の4つです

貯金する方法:

  • 固定費を見直す
  • 昼食を弁当にする
  • 転職や副業をする
  • 趣味や嗜好品の費用を考え直す

貯金する際には固定費を減らし、自分が使う費用を考え直すことが大切です。

それぞれ解説します。

貯金する方法①:固定費を見直す

固定費の見直しは、お小遣い制を活用した貯金において効果的です。理由は固定費を減らすことで、月々の支出を抑え、余剰資金を貯金に回せるからです

通信費や保険料など見直し可能な固定費を削減することで、毎月のお小遣いから節約し、貯金に充てられます。固定費の見直しは、単に支出を減らすだけではなく、貯金額を増やすための重要なステップです。

お小遣い制を実施しながら、賢く資金を管理することで、長期的な貯蓄目標に近づけるでしょう。

関連記事:固定費を削減する7つの方法!節約する際の3つの注意点を解説

貯金する方法②:昼食を弁当にする

昼食を弁当にすることで、外食費を大幅に削除できるため、貯金できるようになります。

外食が一食500円と仮定した場合、弁当にすることで200円に抑えることが可能です。差額300円を毎日貯金に回せば、月に約6,000円の節約になります。

昼食を弁当に切り替えることは単に日々の出費を減らすだけではなく、経済的な自立を促し、貯蓄への意識を高める効果があります。お小遣い制を取り入れる際に、このような小さな積み重ねが大切です。

貯金する方法③:副業をする

副業によって収入を得ることで、お小遣いの範囲内での貯金額を増やせます。

たとえば、週末のパートタイムの仕事やオンラインでのフリーランス活動により、月に数万円を稼ぐことが可能です。副業収入をすべて貯金に回せば、目標達成がより早まります。

お小遣い制を実践するなかで、副業から得られる追加収入を賢く活用することが、貯蓄目標の達成を加速させる重要な要素です。

貯金する方法④:趣味や嗜好品の費用を考え直す

趣味や嗜好品にかける費用を見直すことは、お小遣い制のなかで貯金するうえで重要です。なぜなら、趣味や嗜好品にかける支出を減らすことで、貯金に回せる額が増えるからです

高価なコーヒーや雑誌の定期購読を止め、代わりに手頃な代替品を選ぶことで、毎月の支出を大幅に削減できます。趣味や嗜好品の支出を見直すことは、単に節約するだけでなく、お金をかける優先順位を考え直す機会となります。費用を見直すことで、お小遣い制を実践しながらも貯金の目標に近づけるでしょう。

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関連記事:ラテマネーを節約すれば年間で20万円貯金できる!5つの節約方法も紹介

家計管理の3つの方法

家計管理をする方法は主に以下の3つです

家計管理の方法:

  • 1つの口座を1人で管理する
  • 1つの口座を2人で管理する
  • 別々の口座で管理する

家計管理をする際、それぞれメリット・デメリットがあるため、家計で話し合ったうえで実行することが大切です。

それぞれ詳しく解説します。

家計管理の方法①:1つの口座を1人で管理する

一般的な家計管理の方法の1つに、夫婦のどちらかが家計を1つの共通口座を使って管理し、お小遣いを渡す方法があります。1人が家計全体の管理を担当し、お小遣いを特に設定せず、必要に応じて家計からお金を使います。

1人で管理するメリットは、家計管理の責任者が明確になることです。これにより、貯金の目標を達成しやすくなります。

しかし、「お小遣いをもらう」「お小遣いをあげる」という感覚が生じやすく、夫婦間の対等感を損なう可能性があります。

家計管理の方法②:1つの口座を2人で管理する

おすすめの家計管理の方法は、夫婦で1つの口座を共有し、お小遣いの額を決めておく方式です。この方法では、両方の収入を1つの銀行口座に集めて共同で管理します。

一見すると、1人が管理するシステムと似ています。大きな違いは家計全体を理解し、お互いのお小遣い額を話し合って決めることで、双方が納得しやすくなる点です。家計の透明性を高めるためには、家計管理アプリのようなツールを使って家計を「見える化」することが重要です。

欠点は、収入がお互いに明らかになることですが、受け入れられれば、他の方法と比べて多くの利点があります。

家計管理の方法③:別々の口座で管理する

別々の口座で管理する方法は、特に共働き夫婦に人気があります。夫婦が別々の銀行口座を持ち、家計の支払いをわける方法です。

現代の夫婦にとって、別々の管理方法は一般的になりつつあります。たとえば、夫が家賃と水道光熱費を支払い、妻が食費と雑費を担当するなど支払いの役割分担をします。各自が自分の担当分を支払うと、残りのお金は自由に使える点が利点です

しかし、家計の全体像を把握しづらく、「貯蓄がどれくらいあるのかわからない」という不安を抱えることがあります。

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関連記事:家計簿初心者・苦手な方必見!使いやすいおすすめ家計簿アプリランキングTOP5

お小遣い制で貯金をする際に決めるべき3つのルール

お小遣い制で貯金をする際に決めるべきルールは以下の3つです

決めるべきルール:

  1. お小遣いの割合
  2. お小遣いの範囲
  3. ボーナスや臨時収入

それぞれ解説します。

ルール①:お小遣いの割合

お小遣いの金額を設定する際は、まず給料の何パーセントをお小遣いにするかを決めることが大切です。一般的には、夫婦の合計給料の10%が適切なお小遣いの金額とされています。たとえば、夫婦合わせて月収が60万円なら、お小遣いとして6万円までが妥当な額です。

しかし、割合の分配には注意しましょう。夫婦が共働きの場合は、お小遣いを半分ずつわけるのが一般的です。片方だけが働いている場合、同額にすると、働いている側が「稼いだお金なのに同じ額なのか」と不満を感じることがあります。

不満を抱えている状況は夫婦間のトラブルの原因になり得るため、お互いが納得するまで話し合うことが重要です。

ルール②:お小遣いの範囲

お小遣いの使い方をはっきりさせましょう。たとえば、働いている夫の昼食代はお小遣いから出すのか、それとも別の費用として扱うのかを決めることが大切です。

お小遣いの詳細が不明確だと、お小遣いの割合を決めてもその意味が失われ、不満が生じる可能性があります。

決めた範囲内でのお小遣いの使い方に関しては、互いに干渉しないことが夫婦間のストレスを避けるコツです。お小遣いの範囲を明確にし、使い道には口出しをしないようにしましょう。

ルール③:ボーナスや臨時収入

会社員は給料とは別に、ボーナスや臨時収入を得ることがあります。これらの収入に対しても、事前にルールを設定しておくことで、将来的なトラブルを防げます。

ボーナスが支給された場合も、普段のお小遣いの割合を基準にして配分するのが良いでしょう

普段の割合を基準にすることで、ボーナスや臨時収入に対する扱いの不明瞭さを避け、家庭内での問題を予防できます。

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まとめ:お小遣い制のなかでもコツコツ将来のために貯金をしましょう

本記事では、男女別のお小遣いの平均額や貯金する方法、貯金する際に決めるべきルールを解説しました。お小遣いの平均額は、男性で40,557円、女性は35,001円です。限られたお小遣いのなかで貯金する際には、家庭ごとに適した家計管理方法を行うことが大切です。

そのうえで、お小遣いの割合や範囲、ボーナスや臨時収入の使い道を決めることで、より効率的に貯金できます。きちんと家庭で話し合い、納得できる金額でお小遣い制を始めて、将来のために備えましょう

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著者

柴田 剛秀

柴田 剛秀(シバタタカヒデ)

大手来店型保険ショップに8年間勤務。
1000組以上の保険相談・資産運用・ライフプランニング
をしてきました。
これまでの経験を活かし、特定の商品にこだわることな
く真のライフパートナーとして、お客様にとって大切な
現在・未来の安心をご提供致します。
妻(同い年)・長男(10歳)・長女(5歳)の4人家族
【経歴・資格】AFP・宅地建物取引士
【得意分野】資産形成、資産運用、生命保険、不動産投資
【趣味】漫画、テニス

監修者

FPナオミ

FPナオミ(エフピーナオミ)

・2級ファイナンシャル・プランニング技能士
・AFP認定者
30代2児の母
自分たち家族の将来を考えた時にお金の不安に襲われ、働きながらFPの勉強をして資格を取得しました。FPの勉強をする中で生きた知識を身につけ、実生活に活かして家計の見直しや予算管理ができました。すると毎月きちんと貯蓄ができるようになり、将来のお金の不安が減ることで、充実した生活を送れるようになっています。